株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングスの第15期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ？配当や決算日

医療・福祉

2024.06.27

株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングスの決算が発表されました！増収増益で、好業績を収めた模様です。医薬品卸売事業を主軸に、動物用医薬品事業や薬局事業など幅広い事業展開を行っている同社。この決算を見ると、同社の戦略が功を奏している様子が伺えます。

企業情報

企業名: 株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングス
証券コード: 31510
決算期: 2023年3月期

2023年3月期の決算で、決算発表は2024年2月14日に行われました。通常の上場企業の決算スケジュールに沿っての開示となっています。

株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングスは、医療用医薬品の卸売事業を主軸としつつ、薬局事業や動物用医薬品事業、農薬・農業資材の卸売事業など幅広い事業展開を行っています。医療分野を中心に、医薬品の安定供給に寄与することが同社の重要な役割となっています。

同社の売上高は448,909百万円と、前年同期比で増収となりました。利益面でも経常利益6,506百万円と、前年同期比で大幅増益を果たしました。医療用医薬品や新型コロナ関連製品の販売が好調だったことが大きく寄与しています。

同社は直近3年において、堅調な業績推移を示しています。売上高は約440,000百万円前後で推移しており、経常利益も4,800百万円から6,500百万円と、着実な増益基調となっています。医薬品業界における同社の地位が安定的に推移していることが窺えます。

同社の総資産は328,344百万円となり、前期末から31,028百万円増加しています。これは、受取手形及び売掛金や現金及び預金の増加により、流動資産が27,073百万円増加したことが主な要因です。

同社の資産は、流動資産215,575百万円、固定資産112,769百万円で構成されています。流動資産の中では、受取手形及び売掛金が大きな割合を占めています。一方、固定資産は有形固定資産が中心となっています。

負債合計は225,641百万円で、前期末から28,490百万円増加しています。これは主に支払手形及び買掛金が30,536百万円増加したことによるものです。

純資産は102,703百万円となり、前期末から2,538百万円増加しています。これは親会社株主に帰属する四半期純利益5,054百万円の計上などによるものです。

同社のROA(総資産利益率)は年間1.9%程度、ROE(自己資本利益率)は年間5.0%前後で推移しています。医薬品卸売業という事業特性から、資産効率の高さを示す指標としてROAが低めとなっているものの、着実な収益性の向上が見られます。

同社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に黒字を維持しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスで推移しており、事業投資に積極的に取り組んでいることが伺えます。

同社は年間配当金46円を実施しています。この結果、配当性向は約46%となっており、株主への適切な利益還元が行われていると言えるでしょう。

同社は「長期ビジョン2035」の下、医療DXの進展やグループ経営の強化に取り組んでいく方針です。医薬品の安定供給を通じた社会課題解決への貢献と、新たな医療周辺ビジネスの拡大により、持続的な成長を目指していきます。

株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングスの2023年3月期決算は、増収増益となり、好業績を収めることができました。医療用医薬品や新型コロナ関連製品の販売が好調に推移したことが大きな要因です。今後も医療DXの推進や新事業の開拓などにより、更なる成長が期待できそうです。

同社の決算日は3月31日で、決算発表は2024年2月14日に行われました。また、同社の年間配当金は46円と、着実な利益還元を行っていることがわかりました。医療関連企業として、今後も安定的な成長が見込まれる同社に注目が集まりそうです。