株式会社大光の2023年11月期第2四半期決算報告が公表されました。業界の回復基調に伴い好調な業績を収めた同社の決算の概要をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社大光
証券コード: 31600
決算期: 2023年5月31日
株式会社大光の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社大光の決算期は5月31日で、第2四半期決算は11月30日に発表されています。通期決算は翌年の8月に発表されます。
主な事業
株式会社大光は、外食産業向けの業務用食品の卸売事業(外商事業)と、小売事業(アミカ事業)、水産品の卸売事業(水産品事業)の3つの事業を展開しています。外食産業の回復に伴い、外商事業とアミカ事業が好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は336億90百万円と前年同期比で9.3%増加しました。利益面でも営業利益が574百万円と前年同期比で249.9%増加し、経常利益は605百万円と215.3%増と大幅な増益となりました。
売上・利益の推移
直近2年間の連結業績を見ると、外食需要の回復を受けて売上高、利益ともに増加傾向にあります。特に当期第2四半期は大幅な増益となり、経営の好転が顕著に現れています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の資産残高は219億65百万円で、前連結会計年度末より14億65百万円増加しました。これは新本社兼物流センターの取得などにより有形固定資産が大幅に増加したためです。
資産の部
流動資産は124億15百万円で、前連結会計年度末に比べ1億43百万円減少しました。一方、固定資産は95億49百万円と16億8百万円増加しています。
負債の部
負債総額は161億90百万円と前連結会計年度末より10億96百万円増加しました。これは長期借入金の増加などによるものです。
純資産の部
純資産は57億75百万円で、前連結会計年度末より3億68百万円増加しました。利益剰余金の増加が主な要因です。
ROAとROE
当第2四半期連結累計期間のROAは2.8%、ROEは7.0%と、ともに前年同期を上回る水準を維持しています。
この背景には、経営の効率化による収益性の向上が寄与していると考えられます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが17億48百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローが18億51百万円の支出と大きな資金需要がありました。この結果、現金及び現金同等物は7億70百万円となっています。
配当の支払額
当期の配当は1株当たり5.5円の予定で、前期より1.0円増配となっています。この配当水準は、業績の回復を反映したものといえるでしょう。
今後の展望
株式会社大光は、外食需要の回復基調を捉え、外商事業とアミカ事業で収益力の向上に努めていく方針です。また、水産品事業の収益性改善や、業務の効率化による経費削減などに取り組み、さらなる業績拡大を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社大光の2023年11月期第2四半期決算は外食産業の回復を受けて好業績となりました。売上高、利益ともに大幅な増加を示し、経営基盤の強化が進んでいることがわかります。
今後も収益性の向上に向けて、事業領域の拡大や業務の効率化など、積極的な経営施策を展開していくことが期待されます。
株式会社大光の決算日や配当についてまとめました。
株式会社大光の決算日は5月31日で、第2四半期決算は11月30日に発表されています。配当は1株当たり5.5円の予定で、前期より1円増配となっています。決算の好調さを反映した配当水準といえるでしょう。