株式会社TOKAIホールディングスの決算報告書を見ると、このグループはエネルギー、情報通信サービス、CATV、建築・設備・不動産関連、アクア、介護サービスなどさまざまな事業を展開している大手企業です。
企業情報
企業名: 株式会社TOKAIホールディングス
証券コード: 31670
決算期: 2024年3月31日
株式会社TOKAIホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社TOKAIホールディングスの決算は3月31日に行われ、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われています。投資家の皆さんは、2月13日に発表された第3四半期決算について注目していますね。
主な事業
株式会社TOKAIホールディングスのグループ企業は、LPガス事業や都市ガス事業などのエネルギー事業のほか、ブロードバンド通信サービスやCATVなどの情報通信サービス、建設設備工事や不動産管理などの建築設備不動産事業、水宅配サービスのアクア事業、介護サービスなど、多岐にわたる事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高164,676百万円、営業利益8,797百万円と、前年同期比でそれぞれ0.3%増加、3.9%増加と堅調に推移しました。経常利益は8,968百万円と前年同期比33.8%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,934百万円と75.2%の大幅な増加となりました。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は一貫して増加傾向にあります。一方、経常利益は変動があるものの、親会社株主に帰属する当期純利益は近年大幅な増加となっています。この背景には、顧客基盤の拡大や収益性の改善などが寄与しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は196,419百万円と、前連結会計年度末から3,079百万円増加しました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の減少がある一方で、デリバティブ評価差額資産の増加や有形固定資産の増加などによるものです。
資産の部
流動資産は52,367百万円と前連結会計年度末から543百万円増加しました。固定資産は144,048百万円と前連結会計年度末から2,535百万円増加しています。
負債の部
負債合計は111,519百万円と前連結会計年度末から484百万円増加しました。これは、短期借入金の増加がある一方で、長期借入金や未払法人税等の減少などによるものです。
純資産の部
純資産合計は84,899百万円と前連結会計年度末から2,595百万円増加しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上やその他有価証券評価差額金の増加などによるものです。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は直近3年で4.2%前後で推移しており、ROE(自己資本当期純利益率)は7.0%前後で推移しています。これらの指標は、概ね良好な水準で推移していると言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが17,873百万円の資金増加、投資活動によるキャッシュ・フローが13,567百万円の資金減少、財務活動によるキャッシュ・フローが3,400百万円の資金減少となりました。全体としては、現金及び現金同等物が920百万円増加し、当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は4,949百万円となっています。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間では、年間配当金として32円(中間配当16円、期末配当16円)を計画しており、合計4,203百万円の配当を実施しました。この配当金水準は、業績の成長に合わせて着実に増加している好調な状況と言えるでしょう。
今後の展望
株式会社TOKAIホールディングスは、新たな中期経営計画2025を策定し、事業収益力の成長、持続的成長基盤の強化、人財・組織の活力最大化の3つの柱に取り組んでいきます。再生可能エネルギー事業への出資など、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みも続けていく方針です。今後も事業領域の拡大と収益力の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社TOKAIホールディングスは、エネルギー、通信、CATV、建設設備、アクア、介護など、多岐にわたる事業を展開する大手企業です。当第3四半期の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前年同期を上回る好調な結果となりました。総資産も着実に増加し、自己資本比率も高水準を維持しています。今後も持続的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社TOKAIホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社TOKAIホールディングスの決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われます。当第3四半期連結累計期間の年間配当金は32円(中間配当16円、期末配当16円)を予定しており、株主への利益還元が着実に行われていることがわかりました。