株式会社ミサワは、インテリア・家具を中心に展開する企業です。今期の決算では、売上高は前年同期比3.2%増の3,301百万円、営業利益は前年同期比25.0%増の98百万円と、好調な業績を維持しています。
オフラインの店舗と、ネット通販のECの両軸で販売を伸ばしており、多様化するお客様のニーズに合った商品展開を行っています。
企業情報
企業名: 株式会社ミサワ
証券コード: 31690
決算期: 毎年1月31日
株式会社ミサワの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ミサワの決算期は毎年1月31日です。四半期決算は2月、5月、8月、11月に行われています。
主な事業
株式会社ミサワは、インテリアや家具の企画・販売を主力事業としています。自社ブランドunicoの店舗展開とインターネット通販を中心に事業を行っています。
また、レストラン事業「food」も手掛けており、インテリアとの相乗効果を狙っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が3,301百万円と前年同期比3.2%増、営業利益が98百万円と前年同期比25.0%増と好調に推移しています。
利益率も改善傾向にあり、売上高営業利益率は2.9%となりました。
売上・利益の推移
過去3年の売上高は12,085百万円から堅調に推移しており、営業利益も97百万円と前年同期比25.0%増と改善しています。
経常利益も91百万円と好調で、四半期純利益も56百万円と前年同期比17.6%増となりました。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は5,068百万円と前期末比97百万円減少しています。流動資産は3,597百万円と201百万円減少し、固定資産は1,471百万円と104百万円増加しました。
資産の部
流動資産の減少は主に、現金及び預金の増加156百万円、売掛金の減少234百万円、商品の減少100百万円などによるものです。
固定資産の増加は、無形固定資産の増加83百万円、繰延税金資産の増加27百万円などによるものです。
負債の部
負債合計は2,040百万円と前期末比82百万円減少しました。
主な要因は、買掛金の減少114百万円、契約負債の減少182百万円などです。
純資産の部
純資産は3,028百万円と前期末比16百万円減少しました。
主な要因は、四半期純利益の計上による利益剰余金の増加56百万円がありましたが、自己株式の取得による増加15百万円、配当金の支払56百万円があったためです。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は1.1%、ROE(自己資本利益率)は1.8%となっています。前年同期と比べてROAは0.1ポイント増加、ROEは0.3ポイント増加と改善傾向にあります。
これは、営業利益の増加やコストコントロールの成果が表れているためです。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは191百万円の収入超過となりました。これは主に、税引前四半期純利益91百万円、売上債権の減少234百万円などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは73百万円の支出超過、財務活動によるキャッシュ・フローは38百万円の支出超過となりました。
配当の支払額
当第1四半期では1株当たり8円の期末配当を実施しました。前年同期の10円から2円減少していますが、着実な利益確保に基づいた安定配当を継続しています。
今後の展望
株式会社ミサワは、インターネット通販の強化と新規出店に注力し、事業拡大を図っていく方針です。
特にEC事業では、SNSとのコラボレーションやデジタル施策を強化し、顧客接点の拡大と認知度向上を目指しています。
また、新規出店については、これまでの首都圏中心から、全国展開の加速化を予定しています。
編集部のまとめ
株式会社ミサワは、インテリア・家具の企画・販売を中心に好調な業績を維持しています。売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益のいずれも前年同期比で増加しており、収益性の向上が顕著です。
今後は、EC事業の強化と全国展開の加速化により、さらなる成長が期待されます。一方で、原材料価格の高騰や人件費の上昇など、経営環境の変化にも注意が必要です。引き続き、企業の動向に注目していく必要があります。
株式会社ミサワの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ミサワの決算期は毎年1月31日で、四半期決算は2月、5月、8月、11月に行われています。
当期の配当は1株当たり8円の期末配当が行われました。前年同期の10円から減少していますが、着実な利益確保に基づいた安定配当を継続しています。