株式会社ビューティガレージの2024年1月期第3四半期決算が発表されました。売上高は21,662百万円と前年同期比13.2%の増加となり、経常利益は1,180百万円と前年同期比41.0%の大幅増益となりました。順調な業績を背景に、同社の株主還元策にも注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ビューティガレージ
証券コード: 31800
決算期: 4月
株式会社ビューティガレージの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ビューティガレージの決算期は4月末日です。2024年1月期第3四半期は2023年5月1日から2024年1月31日までの期間となります。
主な事業
株式会社ビューティガレージは理美容機器や化粧品などのプロ向け美容商材の販売を行う「物販事業」、美容サロンの店舗設計を行う「店舗設計事業」、サロン開業支援やビジネスソリューションサービスを提供する「その他周辺ソリューション事業」の3つの事業を展開しています。特に物販事業が全体の売上の約83%を占めており、同社の主力事業となっています。
今期の業績と利益率は？
2024年1月期第3四半期の業績は好調で、売上高は21,662百万円と前年同期比13.2%の増加、経常利益は1,180百万円と前年同期比41.0%の大幅増益となりました。利益率も改善傾向にあり、売上総利益率は25.4%、経常利益率は5.4%と前年同期から改善しています。
売上・利益の推移
2024年1月期第3四半期の売上高は21,662百万円と前年同期比で13.2%の増加となりました。利益面でも、経常利益は1,180百万円と前年同期比41.0%の大幅な増益となっています。2023年1月期と比べても、売上高は26.4%、経常利益は13.0%の増加と、順調な業績推移を示しています。
四半期連結貸借対照表について
2024年1月31日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産が12,732百万円と前期末から5.6%増加しています。主な要因は、棚卸資産の増加によるものです。一方で、負債合計は5,911百万円と前期末から1.6%増加しています。利益剰余金の積み上がりにより、純資産は6,820百万円と前期末から9.2%の増加となりました。
資産の部
流動資産は10,019百万円と前期末から2.9%増加しました。これは、主に棚卸資産の増加によるものです。固定資産は2,712百万円と前期末から16.7%増加しており、投資その他の資産の増加が主な要因となっています。
負債の部
流動負債は4,087百万円と前期末から8.4%減少しました。これは主に、仕入債務と未払法人税等の減少によるものです。一方、固定負債は1,824百万円と前期末から34.5%増加しており、長期借入金と契約負債の増加が要因となっています。
純資産の部
純資産は6,820百万円と前期末から9.2%増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加です。一方で、配当金の支払により利益剰余金が減少しています。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は前年同期の4.4%から5.7%に上昇しました。これは、経常利益の増加に加え、資産効率の向上によるものと考えられます。また、ROE(自己資本当期純利益率)は、前年同期の9.8%から11.4%へと改善しています。これは、利益水準の上昇と自己資本が増加したことで、株主価値が高まったことを示しています。同社は、収益性と資本効率の両面で改善傾向にあり、企業価値向上に努めているといえます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期報告書では開示されていません。ただし、営業活動によるキャッシュ・フローの増加や投資活動によるキャッシュ・フローの減少など、資金の運用状況に注目が集まっています。今後の開示に期待したいところです。
配当の支払額
株式会社ビューティガレージは、2023年6月8日の取締役会において、1株当たり20円の期末配当を決議しました。また、2023年12月7日の取締役会において、1株当たり12円の中間配当を決議しています。この結果、2023年4月期の年間配当金は1株当たり32円となりました。株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。
今後の展望
今後の事業環境については、インバウンド需要の回復や顧客単価の上昇など、美容サロン業界の回復基調が続くことが期待されます。そのような中で株式会社ビューティガレージは、取扱商品数の拡大、利便性の向上、提供サービスの強化などに取り組み、サロンビジネスの繁栄に貢献していく方針です。中長期的にも高成長が期待できる企業として、注目を集めています。
編集部のまとめ
株式会社ビューティガレージの2024年1月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに大幅な増加を示しました。美容サロン業界の回復基調を背景に、同社の主力の物販事業が好調に推移しています。また、ROAやROEの改善など、収益性と資本効率の向上にも取り組んでおり、企業価値の向上に努めています。さらに、積極的な株主還元の姿勢も評価に値するでしょう。今後の同社の更なる飛躍が期待されます。
株式会社ビューティガレージの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ビューティガレージの決算期は4月末日で、2024年1月期第3四半期の決算期間は2023年5月1日から2024年1月31日までとなっています。同社は、2023年6月と2023年12月に1株当たり20円と12円の配当を行い、年間配当金は1株当たり32円となりました。株主還元に積極的に取り組んでいることがわかります。
