株式会社買取王国の2023年3月期第3四半期決算についてご紹介します。売上高やその他の主要指標が過去最高を更新したなど、堅調な業績が確認できました。今後の展開にも期待が持てる内容となっています。
企業情報
企業名: 株式会社買取王国
証券コード: 31810
決算期: 2023年2月期
株式会社買取王国の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社買取王国の 決算日は2月末日となっています。従って、第3四半期決算の対象期間は2023年3月1日~2023年11月30日となります。
主な事業
株式会社買取王国は、「夢ある商品とサービスを通して、喜びと心の満足を創りだしていきます。」をモットーに、不要になったものの価値を再生させる「リユース事業」を展開しています。主力業態の「買取王国」をはじめ、「マイシュウサガール」「工具買取王国」「おたから買取王国」などの店舗を運営しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高が前年同期比15.4%増の4,884百万円、営業利益が同31.3%増の370百万円と、いずれも過去最高を更新しています。利益面でも経常利益が同26.9%増の392百万円、四半期純利益が同32.7%増の251百万円と、着実な伸びを示しています。
売上・利益の推移
過去数期の実績を見ると、売上高は2022年2月期の5,865百万円から2023年2月期の4,884百万円へと増加。同様に、経常利益は2022年2月期の309百万円から2023年2月期の392百万円へと伸長してきました。
この背景には、店舗開発の積極化やオンラインチャネルの強化などによる販売力の向上が寄与しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の貸借対照表では、総資産が前事業年度末比343百万円増の4,297百万円となりました。また、負債合計は前事業年度末比98百万円増の1,655百万円、純資産合計は前事業年度末比244百万円増の2,641百万円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が304百万円増加の2,945百万円となりました。これは主に、商品が142百万円増加したことによるものです。固定資産は38百万円増加の1,352百万円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が85百万円増加の877百万円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金が115百万円増加した一方で、未払法人税等が68百万円減少したことなどによるものです。固定負債は13百万円増加の777百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、前事業年度末比244百万円増の2,641百万円となりました。これは主に、四半期純利益251百万円の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社買取王国の ROA(総資産経常利益率)は9.1%となっています。これは前年同期の7.8%から上昇しており、総資産の効率的な運用ができていることがわかります。また、ROE(自己資本当期純利益率)は11.5%となっており、株主資本の効率的な運用も図られていると言えます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュフローの状況については、詳細な数値は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローが着実に確保できていることが伺えます。今後の事業展開や株主還元に活用されると期待できそうです。
配当の支払額
株式会社買取王国の配当については、2023年2月期の年間配当金が株式分割前で16円(分割後では8円相当)となっています。2023年2月期の配当性向は21.1%となっており、財務体質の健全性を維持しつつ、株主の皆様への還元も行えている水準だと評価できます。
今後の展望
株式会社買取王国は、SDGsへの取り組みを強化しながら、既存店の活性化とグループ全体での事業拡大を目指しているとのことです。
具体的には、店舗開発の加速、商品調達力の強化、売場の魅力向上などに加え、新たなサービス展開にも注力していく方針です。
今後も、安定した経営基盤の確立と収益力の向上に取り組み、株主価値の最大化を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社買取王国の2023年2月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに過去最高を更新する好調な内容となりました。店舗展開や商品調達力の強化、オンラインチャネルの拡充などが功を奏している様子がうかがえます。
今後の成長にも期待が持てる企業だと言えるでしょう。株主還元面でも安定的な配当が実施されており、投資家の皆様にとってもポジティブな材料だと言えます。
株式会社買取王国の決算日や配当についてまとめました。
株式会社買取王国の決算日は2月末日となっており、第3四半期決算の対象期間は2023年3月1日~2023年11月30日です。
また、2023年2月期の年間配当金は株式分割前で16円(分割後は8円相当)となっており、配当性向は21.1%と、株主還元も安定的に行えている水準となっています。