株式会社買取王国の四半期決算報告書が公開されました。売上高は7.5%増の1,706百万円と順調な成績を残しています。利益面でも前年を上回る109百万円と良好な結果になりました。
企業情報
企業名: 株式会社買取王国
証券コード: 31810
決算期: 2024年2月期
株式会社買取王国の決算日・決算時期(スケジュール)は?
決算日は2月末日で、四半期報告書は3月・6月・9月・12月に公表されます。通期決算の発表は4月上旬に行われる予定です。
主な事業
株式会社買取王国は、「夢ある商品とサービスを通して、喜びと心の満足を創りだしていきます」を経営理念に掲げ、リユース事業を中心に展開しています。オリジナルショップブランド「買取王国」をはじめ、「マイシュウサガール」「工具買取王国」などの業態を運営し、SDGsへの取り組みにも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期は売上高が7.5%増加の1,706百万円を記録しました。利益面でも営業利益が5.5%減の129百万円、経常利益が4.7%減の137百万円となりました。粗利率の改善などにより、四半期純利益は18.2%増の109百万円と前年同期を上回りました。
売上・利益の推移
売上高は年々増加傾向にあり、過去1年間で6.7%増加しています。利益面でも経常利益が年間360百万円、純利益が99百万円と高水準を維持しています。今後の商品ラインナップ拡充や店舗展開などに期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社買取王国の四半期連結貸借対照表を見ると、資産、負債、純資産の各項目で前事業年度末と比べ大きな変動がありました。
資産の部
流動資産は250百万円増加の3,269百万円となり、現金及び預金の増加や商品在庫の拡大などが主な要因です。固定資産も53百万円増加し、合計すると総資産は4,750百万円となりました。
負債の部
流動負債は135百万円減少の831百万円となりました。一方、固定負債は366百万円増加の1,094百万円となり、主に長期借入金の増加によるものです。この結果、負債合計は1,926百万円となりました。
純資産の部
純資産合計は2,824百万円となり、前事業年度末から72百万円増加しました。これは主に四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
ROAは年間2.6%、ROEは年間3.6%となっており、前年と比べ改善傾向にあります。これは売上高の伸長や効率的な資産活用、財務基盤の強化に努めた結果といえます。今後も投資効率の改善や自己資本比率の向上に取り組んでいく考えです。
キャッシュフロー
株式会社買取王国のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが年間約400百万円の黒字を確保しています。投資活動によるキャッシュフローは店舗開発などの設備投資で支出が増加しているものの、財務活動によるキャッシュフローでは長期借入れによる収入を得ており、全体として現金及び現金同等物は年間約70百万円増加しています。
配当の支払額
株式会社買取王国は、年間10円の配当を実施しています。1株当たり四半期配当は2.5円で、配当性向は約10%となっています。今後も株主還元の充実を図りつつ、事業の成長にも注力していく方針です。
今後の展望
株式会社買取王国は、新業態の出店や事業領域の拡大に積極的に取り組んでいます。資金調達力の強化や業務の効率化にも取り組み、更なる業績拡大を目指しています。SDGsへの貢献やサステナビリティ経営の推進にも力を入れており、社会課題の解決とともに企業価値の向上にも期待が高まります。
編集部のまとめ
株式会社買取王国は、リユース事業を中心に着実に成長を続けています。売上高、利益ともに順調な推移を示し、財務体質の強化にも取り組んでいます。今後は新たな出店計画の実行や事業領域の拡大など、積極的な成長投資が期待されます。SDGsへの取り組みを通じた企業価値向上も注目されます。
株式会社買取王国の決算日や配当についてまとめました。
株式会社買取王国の決算日は2月末日で、年間10円の配当を行っています。配当性向は約10%と株主還元の水準は高くありませんが、事業の成長に向けた投資にも力を入れています。今後の業績拡大と企業価値向上に期待が高まっています。