株式会社ネクステージは、自動車関連事業を展開する企業です。中古車販売事業と新車販売事業を主力に事業を展開しており、全国に323店舗を構えています。今回の決算では、売上高が1,194億57百万円と前年同期比1.3%の増加、営業利益が22億15百万円と25.2%の増加となり、順調な業績を示しています。
企業情報
企業名: 株式会社ネクステージ
証券コード: 31860
決算期: 11月期
株式会社ネクステージの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ネクステージの決算日は11月30日で、2月下旬頃に四半期報告書を開示しています。
主な事業
株式会社ネクステージは、中古車販売事業と新車販売事業を主力に展開しています。
中古車販売事業では、全国に173拠点(274店舗)を構え、幅広い地域にわたり中古車の販売を行っています。
新車販売事業では、子会社の買収などにより拠点数を46拠点(49店舗)に拡大しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の売上高は1,194億57百万円と前年同期比1.3%の増加、営業利益は22億15百万円と25.2%の増加となりました。
売上総利益率は17.7%と前年同期比2.7ポイント上昇しており、順調な業績推移となっています。
売上・利益の推移
過去3期の業績推移を見ると、売上高は463,464百万円、経常利益は11,556百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は11,524百万円と、安定した業績を維持しています。
特に経常利益と当期純利益は前期から20%以上の増加となっており、積極的な販売活動と収益力の向上が評価されています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は2,061億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ286億32百万円増加しました。
流動資産は1,236億90百万円、固定資産は824億39百万円となっています。
資産の部
流動資産の主な内訳は、現金及び預金が83億11百万円、商品が63億6百万円の増加です。
固定資産は有形固定資産が93億78百万円増加したことが主な要因です。
負債の部
流動負債は697億23百万円で、主な内訳は買掛金が51億61百万円、短期借入金が46億13百万円の増加です。
固定負債は708億62百万円で、長期借入金が168億64百万円増加しています。
純資産の部
純資産は655億43百万円で、前連結会計年度末に比べ9億61百万円減少しています。
自己資本比率は31.8%となっています。
ROAとROE
当第1四半期連結会計期間末のROAは、1.3%となっています。
また、ROEは19.9%と高い水準を維持しており、資本効率の高さが窺えます。
これは、積極的な出店や新規買収などにより企業規模が拡大した一方で、収益力の向上により収益の伸びが資本に対して高かったことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローが引き続き黒字となり、設備投資を中心とした投資活動によるキャッシュ・アウトフローが発生しているものと推察されます。
財務活動においては、長期借入金の増加によるキャッシュ・インフローが主な内訳となると考えられます。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間では、1株当たり32円の期末配当が行われています。
前期の年間配当は1株当たり48円でしたので、今期の配当金は前期並みの水準を維持していると言えます。
配当性向は22.1%となっており、株主還元にも積極的な姿勢が窺えます。
今後の展望
株式会社ネクステージは、中古車販売事業と新車販売事業の両輪を軸に、全国規模での店舗展開を進めています。
特に新車販売事業では、子会社の買収によりさらなる拠点拡大を実現しており、今後の業績拡大が期待されます。
また、強固な収益基盤を背景に、株主還元の充実にも取り組んでいくものと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社ネクステージは、中古車販売と新車販売の2つの事業を柱に、全国規模での店舗展開を進めています。
当期の決算では、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前期から増加しており、安定した業績を示しています。
特に収益性の指標であるROAとROEが高水準を維持していることから、優良企業として評価できるでしょう。
今後も、事業拡大と収益力向上により、株主還元の充実にも取り組んでいくことが期待されます。
株式会社ネクステージの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ネクステージの決算日は11月30日で、2月下旬頃に四半期報告書を開示しています。
配当金は、当期第1四半期では1株当たり32円が支払われており、前期の年間配当48円と同水準の還元を行っています。
今後も安定した業績を背景に、株主還元の充実が期待されます。