株式会社ホットマンの最新の四半期決算が発表されました。業績は順調に推移しており、売上高は167億4,600万円、経常利益は7億9,100万円となりました。イエローハット事業やシャトレーゼ事業が好調で、将来の成長に向けて積極的な設備投資を行っています。
企業情報
企業名: 株式会社ホットマン
証券コード: 31900
決算期: 2023年3月31日
株式会社ホットマンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ホットマンの決算期は3月31日です。四半期決算は2月13日に公表されました。
主な事業
株式会社ホットマンは、イエローハット、TSUTAYA、アップガレージ、シャトレーゼなどのカー用品店や飲食店を全国に展開しています。特にイエローハット事業が主力で、カー用品販売と車検サービスが中心となっています。近年は飲食店事業の比率も高まってきています。
今期の業績と利益率は?
当四半期の業績は売上高167億4,600万円、経常利益7億9,100万円と好調です。四半期純利益は5億4,300万円となり、前年同期比で3.7%の増益となりました。利益率も堅調に推移しており、特に経常利益率は4.7%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
売上高は過去3年間で177億→178億→167億円と推移しており、概ね横ばいで推移しています。一方、経常利益は8億4,000万円→8億2,400万円→7億9,100万円と減少傾向にあります。これは主に原材料価格の上昇や電力料金の高騰などコストの増加によるものです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ホットマンの四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は171億2,600万円となっています。前期末比で12億1,400万円増加しており、積極的な設備投資を行っていることがわかります。
資産の部
流動資産は88億9,800万円と前期末比で7億6,100万円増加しています。現金及び預金が7億6,200万円増加したことが主な要因です。固定資産は82億2,700万円と前期末比で4億5,300万円増加しており、新規出店に伴う有形固定資産の取得が寄与しています。
負債の部
流動負債は69億5,500万円と前期末比で5億8,000万円増加しています。短期借入金の増加が主な要因です。固定負債は26億6,700万円と前期末比で1億3,000万円増加しています。長期借入金の増加によるものです。
純資産の部
純資産は75億3,700万円と前期末比で5億300万円増加しています。四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社ホットマンのROAは4.3%、ROEは7.9%となっています。ROAはやや低めですが、ROEは比較的高い水準を維持しており、株主資本利益率は良好です。今後の更なる利益率の向上に期待がかかっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは10億3,200万円の収入超過となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは14億1,900万円の支出超過となっており、設備投資に積極的に取り組んでいることが分かります。財務活動によるキャッシュ・フローは8億900万円の収入超過となっており、借入金の調達を行っています。
配当の支払額
株式会社ホットマンは、年間配当金を10円を維持しています。この水準は過去3年間変わっておらず、株主還元に一定の配慮をしていると評価できます。
今後の展望
株式会社ホットマンは、イエローハット事業の強化と新規出店を軸に事業拡大を目指しています。また、シャトレーゼ事業にも注力しており、今後の業績への貢献が期待されます。コスト増加に悩まされる中、これらの戦略が功を奏し、持続的な成長につながることが望まれます。
編集部のまとめ
株式会社ホットマンは、主力事業のイエローハット事業が安定的に推移し、飲食店事業の伸長も見られる等、全体として良好な業績を収めています。設備投資にも積極的に取り組み、中長期的な成長に向けた布石を打っているようです。今後の業績推移に注目していきたいと思います。
株式会社ホットマンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ホットマンの決算日は3月31日で、四半期決算は2月13日に公表されています。また、同社の年間配当金は10円で、過去3年間変わっておらず、株主還元に一定の配慮をしていることがうかがえます。