株式会社ジョイフル本田の最新の決算報告書を見てみましょう!この会社は茨城県に本拠地を置く総合ホームセンターで、住宅・リフォーム、日用品、ガーデニングなど幅広い事業を展開しています。今期の業績をみると、売上高は過去最高の933億46百万円を記録し、着実に成長を遂げています。
企業情報
企業名: 株式会社ジョイフル本田
証券コード: 31910
決算期: 6月
株式会社ジョイフル本田の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジョイフル本田の決算期は6月です。今回の四半期決算は、2023年6月21日から2024年3月20日までの期間の数値となっています。
主な事業
株式会社ジョイフル本田は、ホームセンター事業を中心に、住宅・リフォーム、園芸用品、日用品、ペットなど、暮らしに関わる幅広い商品の販売を行っています。
特に、プロ向けの資材や職人用品の品揃え強化にも力を入れており、地域に密着した専門店「本田屋」の出店も進めています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は過去最高の933億46百万円となり、前年同期比2.5%増と堅調な売上推移となりました。
一方、営業利益は79億52百万円、経常利益は87億77百万円と、前年同期比で8.5%、7.0%それぞれ減少しています。これは、人件費の増加や物価上昇による影響が主な要因です。
売上・利益の推移
ジョイフル本田の過去3年間の売上高は120,000百万円前後で推移しています。利益面では、経常利益は10,000百万円前後を維持しており、安定した業績を示しています。
今後も、プロ向けの専門店拡充やサービス拡大などによって、中長期的な売上・利益の成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ジョイフル本田の直近の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は1,552億44百万円と前期末に比べ56億82百万円減少しています。
一方、負債は374億13百万円と41億84百万円減少し、純資産は1,178億31百万円と14億97百万円減少しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が45億39百万円減少したことが主な要因です。一方で、商品が11億64百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が25億50百万円減少したことや、長期借入金が21億95百万円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、自己株式の取得49億99百万円や配当金の支払30億52百万円があったものの、四半期純利益60億77百万円の計上により、全体としては減少しています。
ROAとROE
ジョイフル本田のROA(総資産経常利益率)は5.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.1%となっています。
ROAは前年同期から0.7ポイント、ROEは0.6ポイントそれぞれ低下しており、収益性の維持が課題となっています。今後は、採算性の改善や新規事業の立ち上げなどによる収益力強化が期待されます。
キャッシュフロー
ジョイフル本田の営業キャッシュフローは前年同期比で36億67百万円減少しています。これは、法人税等の支払額が増加したことや、たな卸資産の増加、売上債権の増加などが主な要因です。
一方、投資キャッシュフローは前年同期比で11億18百万円減少し、財務キャッシュフローは自己株式の取得などにより53億43百万円の支出となりました。
配当の支払額
ジョイフル本田は、年間配当金を46円としています。第3四半期累計期間では、1株当たり48円の配当を実施しました。
今後も、株主還元の強化を目指し、安定的な配当の継続が期待されます。
今後の展望
ジョイフル本田は、「原点回帰と新しい企業文化の創造」を基本方針に、「人への投資」「同質化競争からの脱却」「持続可能で豊かな社会実現への貢献」の3つのテーマに取り組んでいます。
具体的には、プロ向け専門店の拡充、人材育成の強化、地域社会との連携などに注力し、中長期的な成長と企業価値の向上に努めています。
今後の業績推移にも注目が集まりますね。
編集部のまとめ
株式会社ジョイフル本田は、住関連商品の販売を中心に事業を展開するホームセンター大手です。
今期は過去最高売上を達成し、安定した業績を維持しています。一方で、収益性の改善も課題となっています。
今後は、プロ向け専門店の拡充や地域貢献活動の強化などにより、中長期的な成長が期待されます。
株式会社ジョイフル本田の決算日や配当についてまとめました。
ジョイフル本田の決算期は6月で、今回の四半期決算は2023年6月21日から2024年3月20日までの期間の数値となっています。
配当については、年間配当金を1株当たり46円としており、第3四半期累計期間では1株当たり48円の配当を実施しました。今後も株主還元の強化を目指す方針です。