株式会社エターナルホスピタリティグループの決算報告書を分析しました。2023年7月31日までの12ヶ月間の連結業績では、売上高が30,913,100千円と前年同期比27.9%増と大きく伸長。営業利益も2,698,641千円と、前年同期比217.1%増と大幅な増収増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社エターナルホスピタリティグループ
証券コード: 31930
決算期: 2023年8月1日から2024年7月31日
株式会社エターナルホスピタリティグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エターナルホスピタリティグループの決算日は7月31日で、決算発表は10月末頃に行われる見込みです。
主な事業
株式会社エターナルホスピタリティグループは、居酒屋チェーン「鳥貴族」の運営を中心とする飲食事業を行っている企業です。「鳥貴族」はお手ごろな価格帯の居酒屋として人気を集めており、全国展開を続けています。またグループ会社のダイキチシステム株式会社が運営する「やきとり大吉」などの店舗も展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年8月から2024年4月までの第3四半期の業績は、売上高が30,913,100千円と前年同期比27.9%増と大幅に伸長しました。また、営業利益は2,698,641千円と前年同期比217.1%増と2倍以上の増益を達成しています。このように、売上高、営業利益ともに大幅な増加を示しており、競争力の高さが窺えます。
売上・利益の推移
株式会社エターナルホスピタリティグループの売上高は年々増加傾向にあり、2023年8月から2024年4月までの第3四半期では30,913,100千円と前年同期比27.9%の大幅な増収となりました。営業利益も2,698,641千円と前年同期比217.1%増加と、大幅な増益となっています。売上の増加とコスト管理による収益性の向上で業績は順調に推移しているといえます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エターナルホスピタリティグループの四半期連結貸借対照表を見ると、資産総額が21,037,838千円となっています。前期末比で1,718,847千円の増加となっています。この増加は主に売上の増加に伴う現金及び預金、売掛金の増加と、新規出店による有形固定資産の増加が要因となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が11,961,749千円と前期末比1,305,085千円増加しています。これは主に売上増加による現金及び預金、売掛金の増加によるものです。また、固定資産は9,076,089千円と前期末比413,761千円増加しており、これは主に新規出店による有形固定資産の増加が要因となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が9,604,641千円と前期末比663,981千円増加しています。これは主に買掛金、未払金の増加によるものです。また、固定負債は2,956,260千円と前期末比532,065千円減少しており、これは主に長期借入金の返済が進んだことによるものです。
純資産の部
純資産の部では、8,476,936千円と前期末比1,586,800千円増加しています。これは主に利益剰余金の増加によるものです。自己資本比率は40.3%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社エターナルホスピタリティグループのROAは直近の第3四半期連結累計期間で8.1%となっています。これは前年同期比で大幅に改善しており、収益性の向上が窺えます。
また、ROEは20.3%となっており、高い株主資本利益率を維持しています。これは売上高の伸長と利益率の向上が寄与しているものと考えられます。
キャッシュフロー
株式会社エターナルホスピタリティグループのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが黒字基調を維持しています。これは売上高の増加と収益性の向上により、営業活動から十分な資金を生み出せていることを示しています。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローは赤字で、新規出店に伴う設備投資を積極的に行っているものと考えられます。
配当の支払額
株式会社エターナルホスピタリティグループは、年2回の配当を実施しています。第3四半期連結累計期間では、1株当たり12円の配当を行っています。この水準は前年同期比で8円増加しており、業績の拡大を反映した配当増加となっています。
今後の展望
株式会社エターナルホスピタリティグループは、「鳥貴族」の全国展開を加速させていく方針です。新たな地域への出店を進めることで、さらなる売上の増加が期待できます。また、デリバリーサービスの強化やデジタル化の推進など、収益性の向上にも取り組むとともに、グループ会社の「やきとり大吉」などの店舗展開も進めていく予定です。今後も安定した業績拡大が見込まれる企業と言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エターナルホスピタリティグループは、「鳥貴族」を中心とした飲食事業を展開し、売上高と営業利益が大幅に増加する好業績を収めています。
財務面でも健全な財務体質を維持しており、ROAやROEも高水準を維持しています。また、積極的な出店戦略と収益性の向上に取り組んでおり、今後の業績拡大が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社エターナルホスピタリティグループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エターナルホスピタリティグループの決算日は7月31日で、決算発表は10月末頃に行われます。
また、同社は年2回の配当を実施しており、第3四半期連結累計期間では1株当たり12円の配当を行っています。この水準は前年同期比8円増加しており、好業績を反映したものとなっています。