こんにちは。ＳＦＰホールディングス株式会社の2024年3月期第1四半期決算報告について解説させていただきます。ＳＦＰホールディングスは居酒屋やフードサービス事業を展開する上場企業ですが、この決算では売上高や利益が前年同期比で増加するなど良好な業績を示しています。今回は、この決算の内容や今後の展望について分かりやすくお伝えしていきます。
企業情報
企業名: ＳＦＰホールディングス株式会社
証券コード: 31980
決算期: 2月末日
ＳＦＰホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ＳＦＰホールディングスの決算期は2月末日で、通常3月中旬頃に2月期の決算数値を発表しています。今回は2024年3月1日から2024年5月31日までの第1四半期の業績報告となります。
主な事業
ＳＦＰホールディングスは、居酒屋やフードサービス事業を展開しております。主力ブランドとして「磯丸水産」や「鳥良」などを運営しており、全国各地に直営店舗やフランチャイズ店を展開しています。さらに、傘下のフードアライアンスメンバー企業とも連携して事業を拡大してきました。
今期の業績と利益率は？
この第1四半期の業績は、売上高7,671百万円（前年同期比7.2%増）と好調に推移しました。また、営業利益609百万円（同2.8%増）、経常利益670百万円（同2.2%増）と、売上増に伴い利益も増加しています。利益率も改善傾向にあり、営業利益率は7.9%（前年同期6.8%）となっています。
売上・利益の推移
ＳＦＰホールディングスは、コロナ禍の影響が大きかった2020年以降、売上高と利益が回復傾向にあります。今回の第1四半期では、前年同期比で売上高が7.2%増加し、営業利益も2.8%の増加となりました。特に店舗数の増加や食材価格の高騰への対策などが寄与しているようです。
四半期連結貸借対照表について
ＳＦＰホールディングスの四半期連結貸借対照表では、資産が前期末比27百万円減少の13,276百万円、負債が229百万円減少の5,322百万円となっています。また、自己資本比率は59.9%と高い水準を維持しています。財務体質は安定しており、今後の投資計画などにも柔軟に対応できる状況だと言えます。
資産の部
資産の部では、流動資産が6,001百万円と前期末比94百万円増加しました。固定資産は7,275百万円と121百万円減少していますが、全体としては堅調な水準を維持しています。特に、現金及び預金や売掛金の増加が資産の増加につながっているようです。
負債の部
負債の部では、流動負債が4,178百万円と前期末比229百万円減少しました。未払法人税等の減少などが主な要因です。固定負債は1,144百万円と6百万円減少しており、全体としても負債が減少傾向にあります。
純資産の部
純資産の部は、7,953百万円と前期末比209百万円増加しました。利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率も59.9%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがうかがえます。
ROAとROE
ＳＦＰホールディングスのROA（総資産利益率）は年度ベースで5.4%、ROE（自己資本利益率）は5.6%となっています。過去数年で見ると、両指標ともに徐々に改善してきており、収益性の向上が進んでいると言えます。外食業界の中では良好な水準にあると評価できるでしょう。
キャッシュフロー
第1四半期の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は公表されていませんが、年度ベースでは営業キャッシュ・フローが安定的に黒字を維持しています。設備投資にも積極的に取り組んでおり、財務体質の健全性も高いことから、今後の事業拡大にも十分な資金力があると考えられます。
配当の支払額
ＳＦＰホールディングスは、2024年4月に1株当たり12円の期末配当を実施する予定です。前期の年間配当金は20円でしたので、今期も安定した水準の配当を行う見込みです。株主還元にも力を入れている企業だと言えるでしょう。
今後の展望
ＳＦＰホールディングスは、小型かつ低投資の大衆酒場業態の開発・出店や地方都市への出店など、積極的な店舗展開を続けていく方針です。また、食材価格高騰への対策として、メニュー改定や営業時間の見直しなどにも取り組み、収益性の改善にも注力する予定です。今後も業績の順調な推移が期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
ＳＦＰホールディングスの2024年3月期第1四半期決算は、売上高や利益が前年同期比で増加するなど好調な業績となりました。財務体質の健全性も高く、今後の事業拡大にも期待が持てる企業だと言えるでしょう。新型ブランドの開発や地方展開などにも注力しており、さらなる成長が期待されます。今後とも同社の動向に注目していきたいと思います。
ＳＦＰホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ＳＦＰホールディングスの決算期は2月末日で、3月中旬頃に決算数値を発表しています。また、同社は1株当たり12円の期末配当を予定しており、株主還元にも力を入れています。今後も安定した業績と配当が期待できる企業だと言えるでしょう。
