この度、株式会社トーア紡コーポレーション(E00556)の令和6年3月期第1四半期決算が発表されました。トーア紡コーポレーションは、衣料・インテリア産業資材・エレクトロニクス・ファインケミカル・不動産など、多岐にわたる事業を展開する老舗企業です。
今期の業績は、一部の事業で前年同期に比べ減収となったものの、営業利益は175百万円と健闘しています。特に不動産事業が好調で、経常利益は199百万円と前年同期比で7.4%増加しました。今後の事業展開にも注目が集まります。
企業情報
企業名: 株式会社トーア紡コーポレーション
証券コード: E00556
決算期: 12月
株式会社トーア紡コーポレーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社トーア紡コーポレーションの決算日は12月31日です。決算発表は翌年の3月頃に行われます。
主な事業
株式会社トーア紡コーポレーションは、衣料事業、インテリア産業資材事業、エレクトロニクス事業、ファインケミカル事業、不動産事業などを手掛ける総合素材メーカーです。繊維製品から化学製品、不動産事業まで、幅広い事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の売上高は4,353百万円となり、前年同期比で4.3%減となりました。一方で、営業利益は175百万円、経常利益は199百万円と、前年同期比でそれぞれ12.3%減、7.4%増と、総じて好調な業績を維持しています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は19,042百万円、経常利益は573百万円と、前年同期と比べ増収増益となっています。
特に、当第1四半期の経常利益は199百万円と、前年同期比で7.4%増加するなど、堅調な業績を確保できています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は36,720百万円となり、前連結会計年度末比で2,265百万円増加しました。負債は23,815百万円と1,900百万円の増加、純資産は12,904百万円と364百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、電子記録債権や投資有価証券等が増加しています。これにより、総資産が2,265百万円増加しました。
負債の部
負債の部では、長期借入金と短期借入金が増加しています。これにより、負債合計で1,900百万円の増加となりました。
純資産の部
純資産の部では、その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定が増加しています。これにより、純資産合計で364百万円の増加となりました。
ROAとROE
当社のROA(総資産利益率)は2.0%、ROE(自己資本利益率)は3.7%となっています。前年同期と比べるとROAは横ばい、ROEは0.1ポイント改善しており、収益性が維持されていると評価できます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明ですが、営業活動からの資金は確保できていると考えられます。
配当の支払額
当社は株主への利益還元として年1回の配当を行っています。当期の1株当たりの年間配当金は12円を予定しており、前期に比べ1円増配となっています。
今後の展望
今後の事業環境は、社会経済活動の正常化や企業収益の改善などから緩やかな回復基調にあると見られます。一方で、原材料価格の高止まりや為替の動向など、先行き不透明な要素もあります。
このような中、トーア紡コーポレーションは市場ニーズを捉えた高付加価値商品の提供に注力し、収益性の向上を図っていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社トーア紡コーポレーションの2023年3月期第1四半期決算は、一部の事業で減収となったものの、全体としては堅調な業績を確保できています。
特に、不動産事業が好調に推移し、経常利益が前年同期比7.4%増となるなど、収益性の向上が図れています。
今後は、経営環境の変化に柔軟に対応しながら、高付加価値商品の提供により、さらなる業績拡大が期待されます。
株式会社トーア紡コーポレーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社トーア紡コーポレーションの決算日は12月31日で、決算発表は翌年の3月に行われます。また、株主への利益還元として年1回の配当を実施しており、当期の1株当たりの年間配当金は12円を予定しています。今後も株主還元に注力していく方針のようです。