株式会社ヨシックスホールディングスの最新の決算が発表されました。外食業界が厳しい状況の中、同社は新業態の出店や戦略的な事業展開により、大幅な増収増益を達成しています。さらに、株主還元の拡充にも取り組んでいるので、今後の業績にも注目が集まりそうです。
企業情報
企業名: 株式会社ヨシックスホールディングス
証券コード: E30656
決算期: 2023年３月期
株式会社ヨシックスホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ヨシックスホールディングスの決算日は3月31日で、第3四半期決算(2023年12月期)の発表は2024年2月14日に行われています。決算日が年度末の3月31日のため、第1四半期(4月~6月)、第2四半期(7月~9月)、第3四半期(10月~12月)、本決算(4月~3月)と年4回の決算発表があります。
主な事業
株式会社ヨシックスホールディングスの主力事業は外食事業で、直営店の展開や、フランチャイズ展開などを行っています。代表的な業態は「や台ずし」で、全国に318店舗を展開しています。その他にも、均一価格の居酒屋「ニパチ」などの業態も手がけています。また、グループ会社の強みである建装事業を活用し、新規出店時のイニシャルコストの抑制にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は？
今期(2023年3月期第3四半期)の業績は、売上高が15,823百万円と前年同期比28.5%の増収となり、営業利益は1,780百万円と374.5%の大幅な増益を達成しています。外食業界の厳しい環境の中でも、新業態の出店や顧客ニーズに合わせた商品開発などの施策が奏功したようです。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2022年3月期は17,089百万円、2023年3月期第3四半期は15,823百万円と推移しています。利益面では、2022年3月期の経常利益は1,834百万円、2023年3月期第3四半期は1,942百万円と増加傾向にあります。これは、新業態の好調な出店などが寄与したことによるものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
2023年12月期第3四半期末の資産合計は14,535百万円で、前連結会計年度末に比べ2,474百万円増加しています。現金及び預金が1,844百万円増加したことが主な要因です。
負債の部
負債合計は4,673百万円で、前連結会計年度末に比べ1,402百万円増加しています。支払手形及び買掛金が723百万円、未払法人税等が350百万円増加したことが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は9,861百万円で、前連結会計年度末に比べ1,072百万円増加しています。利益剰余金が1,021百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は10.1%、ROE(自己資本利益率)は12.9%と、高い水準にあります。安定した収益力と効率的な資産運用により、株主価値の向上に取り組んでいることがうかがえます。
キャッシュフロー
同社の営業活動によるキャッシュ・フローは1,846百万円の増加となり、財務活動によるキャッシュ・フローでは124百万円の減少となっています。手元資金を活用しつつ、借入金の返済も着実に進めていることがわかります。
配当の支払額
同社は、株主還元の一環として年間配当金を24円としています。第2四半期末に12円、期末に12円の配当を実施する予定です。株主の皆様への利益還元にも力を入れている企業といえます。
今後の展望
同社は、主力の「や台ずし」業態の出店を続けるとともに、新業態の開発にも注力しています。餃子専門店の「ひとくち餃子の頂」など、顧客ニーズにマッチした新しい業態を展開することで、更なる成長が期待されます。また、経営基盤の強化にも取り組み、株主還元の向上にも努めていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ヨシックスホールディングスは、厳しい環境の中で新たな取り組みを行い、大幅な増収増益を達成しました。外食業界の中でも高い収益性を示しており、今後の成長に期待が高まります。株主還元も充実しているため、同社の株式は注目に値する投資対象と考えられます。引き続き同社の動向を注視していきたいと思います。
株式会社ヨシックスホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヨシックスホールディングスの決算日は3月31日で、年4回の決算発表を行っています。配当金は年間24円を予定しており、株主還元にも力を入れています。今後の業績にも注目が集まりそうです。
