株式会社エスエルディーの最新の決算情報が発表されました。食と娯楽を組み合わせた新しい体験を提供する同社は、飲食サービスとコンテンツ企画サービスを柱に着実に業績を伸ばしてきました。
企業情報
企業名: 株式会社エスエルディー
証券コード: 32230
決算期: 2024年2月期
株式会社エスエルディーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エスエルディーは、2月末日を決算期末としています。2024年2月期第1四半期の決算発表が今回となります。
主な事業
株式会社エスエルディーは、アニメ、ゲーム、音楽などのコンテンツとコラボした飲食店の運営を中心に事業を展開しています。飲食店の運営だけでなく、他社の飲食店の開店支援やプロデュースも手掛けています。顧客に「食」と「娯楽」を融合した新しい体験を提供することで、着実に事業を拡大してきました。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高943百万円、営業利益51百万円、経常利益49百万円、四半期純利益48百万円と好調に推移しました。特に利益面では前年同期比で大幅な増加となっています。利益率についても、営業利益率5.4%、経常利益率5.3%、四半期純利益率5.1%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
近年の売上高は3,585百万円前後で推移しており、2024年2月期第1四半期も前年同期比微減ながら、堅調な実績となりました。一方で利益面では、販管費の抑制や収益性の高いコンテンツ企画サービスの拡大などにより、直近の四半期純利益は過去最高を記録しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エスエルディーの四半期連結貸借対照表については、健全な財務状況を示しています。
資産の部
資産合計は1,103百万円で、前事業年度末から増加しています。流動資産は732百万円と良好な水準を維持しており、固定資産も367百万円と安定した資産構成となっています。
負債の部
負債合計は700百万円と前事業年度末から増加しましたが、借入金や未払金など流動負債が大半を占めています。固定負債は76百万円と少額で、健全な負債構造が維持されています。
純資産の部
純資産は402百万円と前事業年度末から増加しています。四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。自己資本比率も36.4%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがうかがえます。
ROAとROE
株式会社エスエルディーのROAは直近の4.5%、ROEは12.1%となっています。前期と比べROAはほぼ横ばいですが、ROEは4ポイント以上上昇しています。これは当期純利益の増加による自己資本利益率の改善によるものです。同社は経営資源の効率的活用により、高い収益性を維持し続けています。
キャッシュフロー
当第1四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローはプラス51百万円となっています。一方で投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス1百万円、財務活動によるキャッシュ・フローもマイナス51百万円と、全体としては現金及び現金同等物が1百万円減少しました。手元流動性は高い水準を維持できています。
配当の支払額
株式会社エスエルディーは、A種種類株式に対し1株当たり32,000円の配当を実施しています。前期から配当を継続しており、株主還元の面でも充実した取り組みを行っています。
今後の展望
株式会社エスエルディーは、引き続き「食」と「コンテンツ」の融合によるユニークなショップ展開に注力していく方針です。人手不足への対応やDXの推進など、さらなる収益性の向上にも取り組んでいくとしています。今後も安定成長が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エスエルディーは、アニメやゲーム、音楽といったコンテンツと連携した飲食店の運営を強みとし、着実に業績を伸ばしてきました。直近の決算では、売上高は横ばいながら利益率が高水準を維持しており、高い収益性を示しています。財務状況も健全で、将来的な成長も期待できる企業だと評価できます。
株式会社エスエルディーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エスエルディーは2月末日を決算期末としており、2024年2月期第1四半期の決算が今回発表されました。この決算では、売上高は前年同期並みを維持し、利益面では大幅な増益となりました。A種種類株式に対し1株当たり32,000円の配当を実施するなど、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も飲食とコンテンツの融合による成長が期待されるでしょう。