株式会社ゼネラル・オイスターの2023年度第3四半期決算を詳しく分析しました。牡蠣を中心とした飲食店チェーンを展開するこの企業は、新型コロナの収束により徐々に業績回復が進んでいます。
企業情報
企業名: 株式会社ゼネラル・オイスター
証券コード: 32240
決算期: 2023年3月期
株式会社ゼネラル・オイスターの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ゼネラル・オイスターは3月期決算を行っています。具体的な決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に実施しています。
主な事業
株式会社ゼネラル・オイスターは、牡蠣を主力とする飲食店チェーンの運営を主な事業としています。直営店の展開や、牡蠣の加工・卸売事業、イベントや陸上養殖など幅広い事業ポートフォリオを持っています。牡蠣を中心としたメニュー展開で、全国展開を進めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結業績は、売上高が288億7,510万円と前年同期比1.5%の増収となりました。一方で、営業利益は5億585万円と45.2%の減益となっています。これは主に加工事業の低迷や販管費増加の影響によるものです。利益率は営業利益率1.8%、経常利益率1.6%と低めの水準となっています。
売上・利益の推移
売上高は新型コロナ禍の影響から徐々に回復傾向にあり、前年同期比で1.5%の増収となりました。しかし、利益面では販管費の増加や加工事業の低迷により、営業利益が45.2%減益と厳しい状況が続いています。今後は店舗の新規出店やリニューアルによる売上拡大、さらにコスト削減策を講じることが重要になってくるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期末の総資産は239億9,069万円と、前期末比8,312万円増加しています。現金及び預金が37億4,639万円減少した一方で、有形固定資産が18億421万円増加したことが主な要因です。
負債の部
負債合計は133億4,567万円と、前期末比3億7,319万円減少しました。長期借入金が5億571万円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は106億4,502万円と、前期末比4億5,632万円増加しています。利益剰余金が5億9,162万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
当第3四半期のROAは2.0%、ROEは5.7%となっています。前年同期と比べてROAは低下、ROEは上昇しています。これは、売上高は増加したものの利益が減少したことが影響しています。今後は収益力の向上に向けた取り組みが課題です。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローは23億3,069万円のプラスとなりました。一方で投資活動によるキャッシュフローは18億5,331万円のマイナス、財務活動によるキャッシュフローは15億6,376万円のマイナスとなっています。設備投資やリニューアルなどに資金を投下しつつ、有利子負債の削減も進めている状況です。
配当の支払額
当社は配当を実施していないため、配当金の支払額はありません。今後の業績動向を見極めながら、株主還元策の検討が必要と考えられます。
今後の展望
株式会社ゼネラル・オイスターは、4店舗の新規出店や2店舗のリニューアルを実施しており、今後も店舗網の拡大と魅力向上に取り組む方針です。また、加工事業の収支改善や、EC事業の強化など、多様な事業領域での成長を図っていく考えです。中長期的には、収益性の向上と企業価値の最大化を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ゼネラル・オイスターは、新型コロナの影響から徐々に回復傾向にあるものの、依然として厳しい経営環境にあります。今後は店舗の新規出店やリニューアルによる売上拡大、コスト削減など収益力の向上に取り組む必要があるでしょう。また、加工事業や EC事業の強化など、事業ポートフォリオの最適化にも注目が集まります。株主還元策の検討なども課題となっています。
株式会社ゼネラル・オイスターの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ゼネラル・オイスターの決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に実施しています。また、現在のところ配当は実施していませんが、今後の業績動向に応じて検討されるものと思われます。