野村不動産ホールディングス株式会社の決算報告が発表されました。売上高は過去最高を更新し、利益も大幅に増加するなど、非常に良好な決算内容だと言えるでしょう。今後の更なる成長に期待が高まります。
企業情報
企業名: 野村不動産ホールディングス株式会社
証券コード: E04060
決算期: 3月31日
野村不動産ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
野村不動産ホールディングス株式会社の決算期は3月31日です。決算発表は4月上旬に行われ、株主総会は6月に開催されます。
主な事業
野村不動産ホールディングス株式会社は、住宅事業、都市開発事業、海外事業、資産運用事業、仲介・CRE事業、運営管理事業などを展開しています。不動産開発や運営、アセットマネジメントなど、幅広い分野で事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は大変好調で、売上高は518,345百万円と過去最高を更新しました。また、営業利益は78,619百万円と大幅に増加しています。利益率も営業利益率は15.2%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と営業利益を見ると、売上高は年々増加し、営業利益も順調に拡大してきています。特に直近の決算では大幅な増収増益となり、企業の業績が好調に推移していることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は2,171,581百万円と前期末から大きく増加しています。これは主に投資有価証券が増加したことによるものです。一方、総負債は1,493,080百万円となり、有利子負債の増加などから負債も増加しています。
資産の部
当第3四半期末の資産の部では、投資有価証券が大幅に増加したほか、建設仮勘定も増加するなど、資産規模が大きく拡大しています。これは事業投資が積極的に行われた結果と考えられます。
負債の部
負債の部では、有利子負債が増加しているほか、仕入債務も減少しています。これは事業拡大のための資金調達と、事業活動に伴う支払いの状況を反映したものと言えるでしょう。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が増加したことから、純資産も増加しています。自己資本比率も31.2%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは5.6%、ROEは6.4%となっています。ROAは前年同期比で0.6ポイント減少した一方、ROEは0.3ポイント増加しています。これは、資産効率は若干低下したものの、株主資本の効率化が進んでいることを示しています。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが24,558百万円の増加となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは61,333百万円の減少となっています。これは、投資有価証券の取得や固定資産の取得などによるものです。
配当の支払額
当期の配当金は、前年同期に比べ10円増配の1株当たり65円が予定されています。配当性向は26.2%となっています。株主還元の充実が図られています。
今後の展望
野村不動産ホールディングス株式会社は、住宅事業、都市開発事業などを中心に安定した事業基盤を持っています。また、資産運用事業の強化にも注力しており、今後の更なる成長が期待されます。引き続き、不動産市場の動向を注視しつつ、事業拡大に取り組んでいくと考えられます。
編集部のまとめ
今回の野村不動産ホールディングス株式会社の決算は、売上高、営業利益が過去最高を更新する好調な内容でした。事業の多角化が進み、各事業において好業績を収めていることがうかがえます。今後も不動産市場の潜在需要を捉え、着実な成長を遂げていくことが期待されます。
野村不動産ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
野村不動産ホールディングス株式会社の決算期は3月31日で、4月上旬に決算発表、6月に株主総会が開催されます。また、当期の1株当たり配当金は65円と、前期から10円の増配となっています。好業績を反映した株主還元の充実が図られています。