こんにちは。今回は、株式会社アールエイジの決算内容について分析をしたいと思います。アールエイジは不動産事業を中心に展開している会社で、この度の決算は好調な業績を示しています。以下、詳しくご紹介していきます。
企業情報
企業名: 株式会社アールエイジ
証券コード: 32480
決算期: 2023年10月期
株式会社アールエイジの決算日・決算時期(スケジュール)は?
アールエイジの決算日は毎年10月31日です。今回の決算報告は、2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期の実績となります。
主な事業
アールエイジは、不動産事業を中心とした企業です。賃貸マンションの運営管理や、開発・分譲事業などを手がけています。都心部の優良な不動産に注力しており、安定した収益基盤を築いています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は3,231,485千円と、前年同期比74.2%の大幅増加となりました。営業利益は748,165千円と123.9%の増加、経常利益は709,954千円と136.9%の増加となりました。利益率も大幅に改善しています。
売上・利益の推移
アールエイジは直近2期連続で増収増益を達成しています。前期と比べて売上高は74.2%、経常利益は136.9%と大幅な伸びを示しており、事業が順調に推移していることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
アールエイジの四半期連結貸借対照表を見ると、資産と負債がともに増加していることがわかります。この背景には、新規開発用土地の取得や、東京の物件完成などが寄与していると考えられます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,018,253千円と大幅に増加しています。また、建物が4,697,365千円、土地が5,146,296千円と、有形固定資産が増加しています。これは、開発物件の完成などによるものと考えられます。
負債の部
負債の部では、長期借入金が7,868,593千円と増加しており、開発投資に充てられているようです。一方で、未払法人税等が260,647千円と増加しており、好調な業績が反映されています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,310,095千円と増加しており、内部留保が着実に積み上がっています。自己資本比率は32.0%となっています。
ROAとROE
アールエイジのROAは5.0%、ROEは10.3%となっています。前年同期と比べて大幅に改善しており、資産効率と自己資本効率が高まっていることがわかります。これは、売上と利益が伸びたことで、収益性が向上したためと考えられます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,969,639千円の増加と好調です。これは主に、税金等調整前四半期純利益の増加と、棚卸資産の減少によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは846,232千円の減少となっており、開発投資に充てられています。
配当の支払額
アールエイジは、期末配当として1株当たり15円、中間配当として18円の配当を実施しています。この結果、年間配当金は33円となり、前期に比べて増加しています。安定した収益基盤を背景に、株主還元にも積極的に取り組んでいます。
今後の展望
アールエイジは、引き続き都心部の優良な賃貸事業用不動産の開発に注力していく方針です。物件取得や建設コストの上昇など、不確定要素はありますが、良質な資産を着実に積み上げていくことで、安定した収益基盤の維持が期待できます。今後も、着実な成長が見込まれる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
アールエイジは、不動産事業を中心に順調な業績を残しています。売上高、利益ともに大幅な増加を示しており、収益性の向上が確認できます。また、財務体質も健全で、開発投資や株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も、優良な不動産の開発によって着実な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社アールエイジの決算日や配当についてまとめました。
アールエイジの決算日は毎年10月31日です。2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期決算では、売上高、利益ともに大幅な増加を示しています。配当金も前期に比べ増加しており、安定した収益基盤を背景に株主還元に注力していることがわかります。今後も、優良な不動産開発を通じて着実な成長が期待できる企業だと考えられます。