地主株式会社の2024年第1四半期決算が公表されました!売上高は前年同期比2.7倍の29,729百万円と大幅な増収を達成しています。経常利益も同4.9倍の4,292百万円と非常に良好な業績を示しています。
企業情報
企業名: 地主株式会社
証券コード: E05692
決算期: 12月期
地主株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
地主株式会社は12月決算企業で、第1四半期の決算は5月に発表されます。通期の決算は翌年3月に発表されます。
主な事業
地主株式会社は「JINUSHIビジネス」を中心とした不動産関連事業を展開しています。JINUSHIビジネスとは、土地のみに投資し、建物は テナントが所有・管理する賃貸借スキームです。このモデルにより、自然災害や市場変動の影響を受けにくい安定的な収益を得ることが可能です。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は売上高29,729百万円、営業利益4,126百万円、経常利益4,292百万円と好業績でした。特に経常利益が前年同期比4.9倍と大幅な増益となっています。利益率も高く、経常利益率は14.4%と非常に良好な水準を維持しています。
売上・利益の推移
地主株式会社は過去3年間、売上高と利益が順調に増加してきました。特に直近3年間は年間売上高が3万億円を超え、経常利益も過去最高の5,718百万円を記録するなど、中長期的にも高い収益性を示しています。今後もこの成長トレンドを維持していくことが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
地主株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は97,361百万円、負債は63,878百万円、純資産は33,482百万円となっています。安定した財務体質を維持しており、自己資本比率は34.3%と良好な水準にあります。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金が26,208百万円、販売用不動産が51,406百万円となっています。手元現金が潤沢で、販売用不動産の保有も適切な水準に管理されているようです。
負債の部
負債の主な内訳は、長期借入金が54,114百万円となっています。財務の健全性を維持するため、長期借入金を中心に安定的な資金調達を行っています。
純資産の部
純資産は33,482百万円と良好な水準を維持しており、自己資本比率も34.3%と適切な水準にあります。この財務体質の強さが、地主株式会社の企業価値を支えていると言えるでしょう。
ROAとROE
地主株式会社のROA(総資産利益率)は4.4%、ROE(自己資本利益率)は8.2%となっています。前年同期に比べて両指標とも大幅に改善しており、資産効率と資本効率が向上していることがわかります。これは、高収益のJINUSHIビジネスが順調に推移しているためと考えられます。
キャッシュフロー
地主株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,061百万円のプラスとなっています。販売用不動産の減少などにより、手元現金が大幅に増加しました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは△244百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは△213百万円と資金流出となりました。全体としては手元現金が増加し、財務体質の強化につながっているようです。
配当の支払額
地主株式会社は、1株当たり55円の配当を行っています。前年同期に比べ配当金は微減しましたが、配当性向は20%前後を維持しており、株主還元に力を入れている企業だと評価できます。
今後の展望
地主株式会社は中期経営計画の達成に向けて、引き続きJINUSHIビジネスを軸とした事業戦略を推進していく方針です。また、ESG経営にも取り組み、環境・社会・ガバナンスの面でも企業価値向上に努めていきます。こうした取り組みにより、持続可能な成長を実現していくことが期待されます。
編集部のまとめ
地主株式会社の2024年第1四半期決算は、売上高、営業利益、経常利益がいずれも大幅な増加と非常に良好な結果でした。財務基盤も安定しており、ROA、ROEも改善傾向にあります。今後も安定的な収益力とキャッシュ・フローを維持しながら、ESG経営の推進にも注力していくことが期待されます。
地主株式会社の決算日や配当についてまとめました。
地主株式会社は12月決算企業で、第1四半期決算は5月に発表されます。また、1株当たり配当金は55円と株主還元も適切な水準を維持しています。今後も持続的な成長が期待される企業だといえるでしょう。