株式会社ファンドクリエーショングループは、不動産投資やファンド運用などの金融サービスを提供する注目の企業です。最新の決算報告では、売上高が前年同期比14.5%増と好調な業績を示しました。アセットマネジメント事業とインベストメントバンク事業が順調に推移し、今後の成長への期待も高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ファンドクリエーショングループ
証券コード: 32660
決算期: 2023年11月30日
株式会社ファンドクリエーショングループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファンドクリエーショングループの決算日は11月30日です。毎年12月に第1四半期の決算報告を行い、その後4月に本決算の報告を行っています。
主な事業
株式会社ファンドクリエーショングループは、不動産ファンド、太陽光発電ファンド、証券・事業型ファンドなどの運用や管理を行うアセットマネジメント事業と、不動産投資や車両のリースバックなどのインベストメントバンク事業を展開しています。これらの事業を通じて、投資家の資産形成と企業の資金調達をサポートしています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高549百万円と前年同期比14.5%増加しました。一方で、営業損失44百万円、経常損失62百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失59百万円となりました。利益率は低下しているものの、売上高は伸長しており、今後の改善が期待できます。
売上・利益の推移
過去3年間の推移を見ると、売上高は4,136百万円から4,549百万円へと堅調に推移しています。一方、営業利益は299百万円から△44百万円へと悪化しました。利益率の低下が課題となっていますが、新規事業の拡大や財務体質の強化などに取り組み、収益性の改善に期待が寄せられています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は5,409百万円となり、前期末比261百万円減少しました。主な要因は現金及び預金の減少や棚卸資産の増加などです。一方、負債合計は2,653百万円と173百万円減少し、純資産は2,756百万円となりました。自己資本比率は50.9%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,092百万円と前期末比443百万円減少しました。一方で、棚卸資産が2,681百万円と大幅に増加しています。これは不動産投資や車両リースバックなどの取り組みによるものです。
負債の部
負債の部では、短期借入金が1,029百万円、長期借入金が1,179百万円となっています。借入金は事業資金の調達に活用されており、健全な財務体質を維持しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1,180百万円、利益剰余金が818百万円となっています。自己資本比率は50.9%と良好な水準を保っています。
ROAとROE
当第1四半期のROA(総資産利益率)は△1.1%、ROE(自己資本利益率)は△2.1%となりました。前期までは堅調に推移していましたが、今期は収益性の低下を受けて指標が悪化しています。今後は事業のさらなる成長と収益力の向上に取り組み、収益性指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは△50百万円、投資活動によるキャッシュフローは△252百万円、財務活動によるキャッシュフローは△140百万円となりました。現金及び現金同等物の期末残高は1,092百万円と、一定の資金を確保しているものの、今後の事業拡大に向けた投資に注力していく必要があります。
配当の支払額
当第1四半期の配当金は1株当たり1円、総額で37百万円が支払われました。前期までは配当を継続しており、株主還元にも力を入れています。今後も適切な利益配分を行っていくことが期待されます。
今後の展望
ファンド運用資産と不動産等の受託資産が順調に拡大しており、アセットマネジメント事業の成長が期待されます。また、不動産投資やリースバック事業も好調に推移しています。今後は収益性の改善と財務体質の強化に取り組み、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ファンドクリエーショングループは、不動産ファンドや太陽光発電ファンドの運用を手掛ける「アセットマネジメント事業」と、不動産投資やリースバック事業を展開する「インベストメントバンク事業」の2つの柱で事業を展開しています。最新の決算では売上高が前年同期比14.5%増と順調に推移しているものの、利益率が低下しているのが課題となっています。今後は収益性の改善と財務基盤の強化に取り組み、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社ファンドクリエーショングループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファンドクリエーショングループの決算日は11月30日で、毎年12月に第1四半期の決算報告を行い、その後4月に本決算の報告を行っています。また、当第1四半期の配当金は1株当たり1円、総額で37百万円が支払われました。今後も適切な利益配分を行っていくことが期待されます。