株式会社エストラストの第26期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

あの有名な不動産会社「株式会社エストラスト」の最新の決算報告書をチェックしてみました。売上高9,530百万円経常利益73百万円と、なかなか健全な業績だと感じました。不動産市況が安定的に推移したことで、マンション分譲やマンション管理などの主要事業が順調に推移したようです。今後も持続的な成長が期待できそうですね。

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企業情報

企業名: 株式会社エストラスト
証券コード: 32800
決算期: 2023年2月期

株式会社エストラストの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社エストラストの決算日は2月末日です。そのため、毎年3月上旬に決算報告書を公表しています。その後、5月下旬に定時株主総会を開催し、6月以降に本決算数値の確定と配当の支払いが行われます。

主な事業

株式会社エストラストは、不動産分譲事業不動産管理事業不動産賃貸事業を主要な事業領域としています。不動産開発を核に、マンション・戸建ての分譲、分譲後のマンション管理、自社保有物件の賃貸などを展開しています。地域密着型の企業として、主に山口県と九州地方を中心に事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高9,530百万円営業利益195百万円経常利益73百万円親会社株主に帰属する四半期純利益33百万円となりました。
売上高は前年同期比16.1%増と好調ですが、利益面では販売費及び一般管理費の増加により減益となっています。その結果、営業利益率2.0%、経常利益率0.8%と、前年同期に比べやや低下しています。

売上・利益の推移

同社の過去3年間の業績推移をみると、売上高は堅調に増加していますが、利益面では経常利益が減少傾向にあります。
これは、建築コストの上昇や人件費の増加などにより、利益率が低下しているためと考えられます。今後は、収益性の改善に向けた取り組みが課題となりそうです。

四半期連結貸借対照表について

同社の最新の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は34,690百万円と前期末比3,841百万円増加しています。これは、仕掛販売用不動産が2,027百万円、建物及び構築物が1,595百万円増加したことなどによるものです。

資産の部

資産の部では、流動資産が27,600百万円、固定資産が7,089百万円となっています。流動資産の主な内訳は、仕掛販売用不動産19,816百万円現金及び預金4,627百万円などです。固定資産の主な内訳は、建物及び構築物2,797百万円土地3,877百万円などとなっています。

負債の部

負債の部では、流動負債が16,098百万円、固定負債が10,976百万円となっています。流動負債の主な内訳は、短期借入金12,336百万円前受金1,529百万円などです。固定負債の主な内訳は、長期借入金9,563百万円などとなっています。

純資産の部

純資産の部では、資本金736百万円資本剰余金606百万円利益剰余金6,390百万円となっています。自己資本比率は22.0%となっています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前年同期の1.2%から0.2%に、ROE(自己資本利益率)は前年同期の3.1%から0.4%と大幅に低下しています。これは、利益の減少により収益性が低下したためです。今後は、収益性の改善に向けて、更なる事業効率化や収益基盤の強化が課題となりそうです。

キャッシュフロー

同社の四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス960百万円となっています。これは、仕掛販売用不動産の増加などによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはプラスで、財務活動によるキャッシュ・フローもプラスとなっています。全体としては、現金及び現金同等物が1,582百万円減少しています。

配当の支払額

当期の配当については、中間配当として1株当たり11円、期末配当として11円の年間22円の配当を実施する予定です。前期と同水準の配当を維持しており、配当性向は62.3%となっています。株主還元にも力を入れている同社の姿勢が感じられますね。

今後の展望

同社は、不動産分譲事業不動産管理事業不動産賃貸事業を成長事業の柱として位置付けています。今後も、山口県や九州地方を中心に事業展開を広げていく方針です。特に、マンション分譲では通期の引渡予定戸数374戸のうち、既に333戸の契約を締結しており、順調な進捗が期待できます。

編集部のまとめ

株式会社エストラストは、不動産分譲やマンション管理など、地域に密着した事業展開を行う企業です。今回の決算では、売上高は前年同期比増加したものの、利益面では減益となりました。今後は、収益性の改善に向けた取り組みが課題となっています。一方で、マンション分譲の好調な契約進捗や、安定的な配当水準などから、中長期的な成長にも期待が持てそうです。

株式会社エストラストの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エストラストの決算期は2月末日で、3月上旬に決算報告書を公表しています。また、年間配当は1株当たり22円(中間配当11円、期末配当11円)を予定しており、配当性向は62.3%となっています。
同社は不動産分譲やマンション管理などの事業を主力としており、今後も山口県や九州地方を中心に事業拡大を目指す方針です。収益性の改善が課題ではありますが、安定した配当や順調な受注状況などから、中長期的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。

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