トラストホールディングス株式会社の第11期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

不動産
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トラストホールディングス株式会社の第3四半期決算が発表されました。同社は駐車場事業や不動産事業、駐車場等小口化事業などを手がけており、前年同期に比べ売上高は0.1%減の9,412,832千円と若干減少したものの、営業利益は14.9%増の422,419千円と順調に推移しています。特に駐車場事業では利用者数が回復傾向にあり、収益力が向上しています。不動産事業でも新築マンションの販売が好調で、一定の成果を上げることができました。

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企業情報

企業名: トラストホールディングス株式会社
証券コード: 32860
決算期: 2024年6月

トラストホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

トラストホールディングス株式会社の決算日は6月30日で、1年の内4半期報告(6月、9月、12月、3月)をしています。そのため、今回発表されたのは2023年7月1日から2024年3月31日までの第3四半期決算となります。

主な事業

トラストホールディングス株式会社は、駐車場事業、不動産事業、駐車場等小口化事業、メディカルサービス事業、RV事業、ウォーター事業などを展開しています。駐車場事業では約890ヶ所の駐車場を運営し、不動産事業では新築マンションの企画・開発・販売を行っています。また、駐車場等小口化事業では不動産特定共同事業法に基づき、小口化商品の販売にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は、売上高9,412,832千円営業利益422,419千円経常利益368,272千円と前年同期に比べて増加しています。特に営業利益は14.9%増と大幅に伸長しました。これは駐車場事業の収益力向上や不動産事業の新築マンション販売好調などが寄与したためです。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は208,910千円と前年同期比で7.3%減少しています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高が横ばいで推移していますが、営業利益と経常利益は増加傾向にあります。特に当期の営業利益は前年同期比で14.9%増と大きく伸長しています。駐車場事業の収益力向上や不動産事業の収益改善などが寄与した結果と言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

資産合計は前期末比6.6%減の8,806,654千円となりました。流動資産は現金及び預金の減少により前期末比7.6%減の5,885,836千円、固定資産は土地の減少や繰延税金資産の減少などにより前期末比4.6%減の2,920,818千円となっています。

資産の部

流動資産の減少は現金及び預金が842,780千円減少したことが主な要因です。一方で不動産事業に関する仕掛販売用不動産が296,938千円増加しています。固定資産の減少は土地が44,978千円減少したことや繰延税金資産が47,890千円減少したためです。

負債の部

負債合計は前期末比9.0%減の8,020,676千円となりました。流動負債は短期借入金の減少673,000千円や買掛金の減少371,766千円などにより前期末比16.5%減の4,632,459千円となりました。一方、固定負債は長期借入金の増加などにより前期末比3.9%増の3,388,216千円となっています。

純資産の部

純資産は前期末比26.3%増の785,977千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益が208,910千円と計上されたためです。一方で剰余金の配当が73,300千円あり、これにより利益剰余金は増加しています。自己資本比率は8.9%と前期末の6.6%から上昇しています。

ROAとROE

ROAは前期の6.3%から当期は4.7%に低下しています。これは総資産の減少が主な要因です。一方でROEは前期の6.6%から8.9%に上昇しています。これは純資産の増加によるものです。ROEの上昇は株主価値の向上につながるプラスの要因といえるでしょう。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは549,064千円のプラスとなり、前年同期比で減少しています。これは主に税金等調整前四半期純利益の増加があったものの、法人税等の支払額の増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは235,599千円のマイナスとなっており、固定資産の取得などによる支出が影響しています。財務活動によるキャッシュ・フローは1,156,246千円のマイナスと大幅な減少となっています。これは主に借入金の返済による支出の増加によるものです。

配当の支払額

当期の配当は1株当たり18円を実施しました。前期の配当金が10円だったことから、配当金は80%増と大幅に引き上げられています。この配当性向は連結純利益の86.5%となります。株主還元の強化に努めていることがわかります。

今後の展望

今後の事業展開としては、駐車場事業の収益力向上や不動産事業での新築マンションの販売強化、駐車場等小口化事業での「トラストパートナーズ」の販売拡大などに引き続き取り組んでいきます。また、メディカルサービス事業やウォーター事業などの収益改善にも注力していく方針です。これらの取り組みにより、企業価値の向上と株主還元の強化を目指していきます。

編集部のまとめ

トラストホールディングス株式会社の第3四半期決算は、全体としては順調な業績推移となりました。駐車場事業や不動産事業、駐車場等小口化事業などで収益力が向上し、営業利益は前年同期比で大幅に増加しています。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は減少しているものの、自己資本比率の上昇や配当金の引き上げなど、株主還元の強化にも取り組んでいることが分かりました。今後も事業の収益性向上と財務体質の改善に期待が持てる決算といえるでしょう。

トラストホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

トラストホールディングス株式会社の決算日は6月30日で、1年の内4半期報告を行っています。第3四半期の業績では、売上高9,412,832千円、営業利益422,419千円、経常利益368,272千円と前年同期に比べて増加しました。また、配当金は1株当たり18円と前期の10円から大幅に引き上げられ、株主還元の強化に努めていることがわかりました。今後も事業の収益性向上と財務体質の改善が期待されます。

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