アズマハウス株式会社の第47期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

アズマハウス株式会社の最新の業績報告が公開されました。売上高は9,404百万円と前年同期比で8.4%減少しましたが、経常利益は702百万円親会社株主に帰属する四半期純利益は473百万円と前年同期比でそれぞれ17.4%、17.8%の減少にとどまりました。キャッシュフローも安定的に推移しており、堅調な業績を維持しています。

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企業情報

企業名: アズマハウス株式会社
証券コード: 32930
決算期: 2024年3月期

アズマハウス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

アズマハウス株式会社の決算期は3月31日で、年度末決算です。四半期決算は年4回(6月30日、9月30日、12月31日、3月31日)行われています。

主な事業

アズマハウス株式会社は、不動産・建設事業、不動産賃貸事業、土地有効活用事業、ホテル事業などを行っている総合不動産企業です。分譲住宅の販売やリフォーム、不動産の賃貸管理、ホテル運営など、多角的な事業を展開しています。特に不動産賃貸事業では、自社物件1,981戸、管理物件14,771戸を保有し、安定的な収益を生み出しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高9,404百万円経常利益702百万円親会社株主に帰属する四半期純利益473百万円となりました。物価高騰の影響を受けつつも、不動産賃貸事業などの安定収益が下支えし、前年同期比の減少幅は抑えられています。経常利益率は7.5%と概ね良好な水準を維持しています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、2022年3月期が14,163百万円、2023年3月期が9,404百万円と減少傾向にあります。一方で、経常利益は2022年3月期が623百万円、2023年3月期が702百万円と増加しています。これは、不動産賃貸事業の安定収益が業績を支えているためです。今後の物価上昇などの外部環境の影響を見極めつつ、事業ポートフォリオの最適化を図り、収益性の向上に取り組んでいくと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

アズマハウス株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が31,609百万円負債合計が15,175百万円純資産合計が16,434百万円となっています。資産の大部分は土地や建物などの不動産物件で構成されており、安定的な財務基盤を築いています。

資産の部

流動資産は10,203百万円で、うち現金及び預金が3,938百万円、販売用不動産が4,200百万円、未成工事支出金が1,485百万円となっています。固定資産は21,405百万円で、土地が13,696百万円、建物及び構築物が6,150百万円と、不動産関連資産が大半を占めています。

負債の部

流動負債は4,039百万円で、うち1年内返済予定の長期借入金が2,200百万円となっています。固定負債は11,135百万円で、長期借入金が10,151百万円と大部分を占めています。

純資産の部

純資産合計は16,434百万円で、自己資本比率は52.0%と安定した財務体質を維持しています。利益剰余金が15,138百万円と大きく、内部留保が充実しています。

ROAとROE

アズマハウス株式会社のROA(総資産利益率)は2.3%ROE(自己資本利益率)は5.8%となっています。ROAは前年同期比で0.9ポイント低下しましたが、ROEは0.2ポイント上昇しています。これは、内部留保の蓄積と財務の健全性が維持されているためです。今後、更なる事業の効率化と収益力の向上により、ROA、ROEの改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは513百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは801百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは203百万円のマイナスとなっています。全体としては安定したキャッシュ・フローを確保できており、設備投資や借入返済、配当の支払いなどにも問題なく対応できる水準にあります。

配当の支払額

アズマハウス株式会社は、2023年6月28日開催の定時株主総会において、1株当たり17.50円の期末配当を決議しました。また、2023年11月14日開催の取締役会において、1株当たり17.50円の中間配当を決議しています。年間配当金は1株当たり35円となる見込みです。安定的な配当政策を維持しつつ、内部留保の充実にも注力しています。

今後の展望

アズマハウス株式会社は、物価高騰の影響を受けつつも、不動産賃貸事業を中心とする安定収益を確保し、財務体質の強化にも取り組んでいます。今後は、建築資材価格の上昇への対応力強化や、ホテル事業の収益性向上などに注力し、事業ポートフォリオの最適化を図っていくものと思われます。また、M&Aや新規事業への参入などを通じて、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

アズマハウス株式会社の決算は、物価高の影響を受けつつも、不動産賃貸事業を中心とする安定収益により、前年同期比では減収ながら利益水準を維持できたことが特徴です。財務基盤も健全で、ROA5.8%、ROE2.3%と収益性も良好な水準にあります。今後は、事業ポートフォリオの最適化とM&Aなどによる新たな成長機会の創出に期待が寄せられます。

アズマハウス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

アズマハウス株式会社の決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。配当については、年間配当金が1株当たり35円と、安定した配当政策を維持しています。内部留保の充実と株主還元のバランスを取りながら、企業価値の向上に取り組んでいる様子がうかがえます。

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