こんにちは。今日は、株式会社東武住販の決算報告について分かりやすくご紹介させていただきます。
企業情報
企業名: 株式会社東武住販
証券コード: 32970
決算期: 2023年5月31日
株式会社東武住販の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社東武住販の決算期は5月31日です。第2四半期決算は2023年11月30日に発表されました。
主な事業
株式会社東武住販は、不動産売買事業、不動産賃貸事業、不動産関連事業の3つの事業を展開しています。中古住宅の販売や不動産の賃貸管理、保険代理店事業などを手掛けています。また、介護福祉事業にも取り組んでいます。全国の不動産マーケットで幅広く事業を展開している企業です。
今期の業績と利益率は?
今期第2四半期の業績は、売上高3,200,555千円、営業利益85,047千円、経常利益85,101千円、四半期純利益59,211千円となりました。利益率は低下傾向にあり、前年同期比で営業利益が72.9%減、四半期純利益が72.9%減となりました。
売上・利益の推移
過去2年間の売上高は3,900,394千円から3,200,555千円と減少傾向にあります。利益面では、営業利益が313,550千円から85,047千円、四半期純利益が218,442千円から59,211千円と大幅に減少しています。収益性の低下が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第2四半期末の総資産は6,440,673千円と前期末比で772,051千円増加しました。これは主に、販売用不動産が1,022,152千円増加したことによるものです。
負債の部
当第2四半期末の負債合計は2,406,142千円と前期末比で811,803千円増加しました。これは主に、短期借入金が944,520千円増加したことによるものです。
純資産の部
当第2四半期末の純資産合計は4,034,530千円と前期末比で39,751千円減少しました。これは主に、配当金の支払100,306千円があったことによるものです。
ROAとROE
ROAは前期4.7%から当期3.6%と低下、ROEは前期5.5%から当期2.7%とさらに低下しています。収益性の悪化が続いており、資産効率の改善が課題となっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは835,185千円の支出となりました。これは主に棚卸資産の大幅な増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは101,412千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは839,731千円の収入となりました。
配当の支払額
当期の配当金は1株当たり37円で、配当総額は100,306千円となりました。前期の1株当たり34円から若干増加しています。
今後の展望
当社は中古住宅の販売や賃貸管理、保険代理店事業などを手掛ける不動産総合企業ですが、収益性の改善が課題となっています。今後は新たな収益源の開拓や、コスト削減など、収益基盤の強化に取り組んでいく必要があります。また、キャッシュフローの改善にも注力し、財務体質の改善にも努めていくと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社東武住販は、中古住宅を中心とした不動産売買事業や賃貸管理事業を手掛ける企業ですが、近年の業績は低迷傾向にあります。売上高は減少し、利益率も大幅に悪化しています。今後は収益性の改善と財務体質の強化に取り組むことが課題となっています。また、新しい収益源の開拓にも注力し、事業の多角化を進めていくことが求められるでしょう。
株式会社東武住販の決算日や配当についてまとめました。
株式会社東武住販の決算期は5月31日で、第2四半期決算は11月30日に発表されました。2023年11月30日時点の決算では、売上高や利益が大幅に減少しており、収益性の改善が課題となっています。配当については、1株当たり37円と前期から若干増加しています。今後の業績回復と新たな成長に期待が寄せられますね。