日本製麻株式会社の2023年の第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比15%増の3,225百万円となり、営業利益は前年同期比62.7%増の249百万円と大幅な増益となりました。このように好調な業績を維持できている同社の現在と未来を見ていきましょう。
企業情報
企業名: 日本製麻株式会社
証券コード: 33060
決算期: 3月
日本製麻株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本製麻株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日が期末となります。
主な事業
日本製麻株式会社は、産業資材事業、マット事業、食品事業の3つを主な事業としています。
産業資材事業では黄麻製品や包装資材の製造・販売、マット事業では自動車用フロアマットの製造・販売、食品事業ではパスタやレトルト食品の製造・販売を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は3,225百万円と前年同期比15.0%の増収となりました。
また、営業利益は249百万円と前年同期比62.7%の大幅な増益となっています。
売上・利益の推移
売上高は過去3年ほぼ横ばいで推移していますが、営業利益は年々増加しており、特に当期の増益率が高くなっています。
これは主力のマット事業の販売が好調だったことや、食品事業の収益性改善に努めた結果です。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の資産合計は4,500百万円と前期末比452百万円増加しています。
負債合計は1,693百万円と156百万円増加、純資産は2,807百万円と295百万円増加しました。
資産の部
資産の主な増加は、現金及び預金の142百万円増加と受取手形及び売掛金の148百万円増加です。
負債の部
負債の主な増加は、支払手形及び買掛金の116百万円増加と賞与引当金の41百万円増加です。
純資産の部
純資産の主な増加は、利益剰余金の93百万円増加と非支配株主持分の139百万円増加です。
ROAとROE
ROAは過去3年ほぼ4%前後で推移しており、ROEは40%前後で安定しています。
これらの高水準の収益性は、堅調な業績と財務体質の強さを示しています。
キャッシュフロー
当四半期のキャッシュ・フローは開示されていませんが、前年同期比で現金及び預金が142百万円増加しています。
営業活動によるキャッシュ・フローが改善し、財務体質の強化が進んでいるものと考えられます。
配当の支払額
直近の定時株主総会で1株当たり3円の配当が決議されており、安定的な配当を継続しています。
今後の展望
原材料価格高騰などの課題はありますが、主力のマット事業が好調に推移しており、食品事業の収益性改善にも取り組んでいます。
今後も売上高と収益性の向上が期待されます。
編集部のまとめ
日本製麻株式会社は主力事業のパフォーマンスが良く、着実に収益を積み上げています。
特に当期の営業利益が62.7%増と大幅な増益となり、財務体質の強化も進んでいることから、今後の業績拡大が期待できる企業といえるでしょう。
日本製麻株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本製麻株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算は2023年12月31日が期末となります。
また、直近の定時株主総会で1株当たり3円の配当が決議されており、安定した配当政策を実施しています。