株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインの2024年第1四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比11.2%増の12,959百万円となり、着実な成長が続いています。一方で利益面では課題も見られ、営業損失916百万円、経常損失619百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失823百万円となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
証券コード: E05391
決算期: 12月
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインは12月決算企業で、第1四半期は1月1日から3月31日までとなります。決算発表は原則として決算期末の翌年5月に行われます。
主な事業
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインは、ゴルフ専門のITサービス企業です。ゴルフ用品の販売や、ゴルフレッスン、ゴルフ場予約、ゴルフ練習場事業、ゴルフ弾道測定器事業など、ゴルファーのライフスタイルに関わる幅広いサービスを提供しています。ゴルフに特化した情報とサービスを強みに、ゴルファーにより快適で楽しいゴルフライフを提供することを目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高12,959百万円(前年同期比11.2%増)、営業損失916百万円、経常損失619百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失823百万円となりました。利益面では課題が見られ、費用が先行したことなどから赤字となりました。一方でEBITDA(営業利益+減価償却費)は213百万円と、一部サービスでの利益率改善や非財務指標の改善も見られました。
売上・利益の推移
過去3年の業績を見ると、2023年は売上高52,918百万円、営業利益353百万円、当期純利益158百万円となっています。売上は堅調に推移しており、過去3年間で売上高は約20%増加しています。一方で利益面では変動がある状況です。今後の収益性の改善が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は47,976百万円と前期末比1,276百万円増加しました。負債は47,077百万円と2,109百万円増加しており、純資産は899百万円と833百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、建物及び構築物が898百万円、買掛金が848百万円、契約負債が1,570百万円増加しています。一方で現金及び預金は332百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が848百万円、契約負債が1,570百万円増加しており、有利子負債もわずかに増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が823百万円減少しており、自己資本比率は前期末の3.7%から3.3%に低下しています。
ROAとROE
ROAは前期末の1.9%から当第1四半期は低下し3.3%となり、ROEは前期末の3.7%から現在マイナス12.98%となりました。利益が減少したことで収益性指標が悪化しています。今後の業績回復と収益性改善が課題となっています。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフロー計算書は開示されていませんが、前期では営業活動によるキャッシュフローが1,799百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローが1,623百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローが1,277百万円の支出となっています。今後のキャッシュ管理と有効活用が重要です。
配当の支払額
当第1四半期では配当は行われておりませんが、前期は1株当たり5.50円の期末配当を実施しました。今後も一定の配当を維持していく方針のようですが、利益の状況によっては見直しの可能性もあります。
今後の展望
当社は2024年2月に中期経営計画を公表しており、利益率改善に向けた取り組みを進めていく方針です。ゴルフ市場の変化に合わせた新たなサービス展開や、コストの適正化などにも注力していく予定です。需要が引き続き拡大する中、企業価値の向上に向けて期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインの2024年第1四半期決算は、売上高は増加したものの利益が減少する結果となりました。ゴルフ市場における旺盛な需要を取り込みつつ、収益性の改善にも注力していく姿勢が窺えます。今後の業績推移に期待が寄せられるところです。
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインの決算日や配当についてまとめました。
同社は12月決算企業で、第1四半期は1月1日から3月31日までとなります。過去の配当実績は1株当たり5.50円の期末配当でしたが、今回の決算では配当は行われていません。今後の業績次第で配当方針も変更される可能性があります。