株式会社メタプラネットの2024年1月1日から3月31日までの決算報告書が発表されました。今期の売上高は前年同期比で62.0%増加したものの、営業費用が増加したことで最終的に営業損失を計上する結果となりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響が弱まり、ホテル事業が収益に貢献するなど、同社の業績は徐々に回復傾向にあります。今後も新規事業の開拓やコスト削減に注力し、更なる利益確保に向けて取り組んでいくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社メタプラネット
証券コード: 33500
決算期: 2024年12月期
株式会社メタプラネットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社メタプラネットの決算日は12月31日です。第1四半期の決算は2024年5月15日に行われています。
主な事業
株式会社メタプラネットは、ホテル事業を中核事業としています。新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けましたが、収益に結び付く集客対策を実施しており、徐々に業績回復に向かっています。また、Web3関連事業にも注力しており、新たな収益の柱として期待されています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が84百万円と前年同期比で62.0%増加しました。一方で営業費用が売上高を上回ったことから、最終的に営業損失を計上することとなりました。今後は新規事業の開拓とともに、コスト削減にも注力し、収益性の向上を目指していく必要があります。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で62.0%増加しましたが、依然として経常損失を計上しています。今後は新規事業の開拓とホテル事業の収益性向上により、売上高と利益の着実な向上が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
資産合計は1,621百万円で、前期末より44百万円減少しました。負債合計は520百万円で、前期末より6百万円増加しました。純資産合計は1,101百万円で、前期末より51百万円減少しました。
資産の部
流動資産が535百万円と、前期末より63百万円減少しました。一方で固定資産が1,085百万円と、前期末より18百万円増加しています。
負債の部
流動負債が381百万円、固定負債が138百万円となり、前期末と比較してそれぞれ3百万円、2百万円増加しました。
純資産の部
純資産合計は1,101百万円で、前期末より51百万円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失を51百万円計上したことによるものです。
ROAとROE
当第1四半期の業績では、依然として営業損失や経常損失を計上しているため、ROAやROEはマイナスとなっています。今後は新規事業の立ち上げや、ホテル事業の収益性向上により、ROAとROEの改善が課題となっています。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローの状況は四半期連結キャッシュフロー計算書が作成されていないため詳細は不明です。しかし、営業活動によるキャッシュ・フローは一定程度改善傾向にあるものの、依然としてマイナスが続いている可能性があります。今後はキャッシュ・ポジションの改善に向けて、収益性の向上とコスト削減に取り組む必要があります。
配当の支払額
株式会社メタプラネットは当第1四半期においても配当を行っていません。過去3期連続で無配となっており、財務基盤の安定化と新規事業の立ち上げが優先されているようです。株主還元については今後の経営成績の改善に合わせて検討されることが期待されます。
今後の展望
株式会社メタプラネットは、ホテル事業の収益性向上とWeb3関連事業の立ち上げに注力しています。ホテル事業では未使用部屋の活用や新たな集客策により、収益への寄与が期待されます。一方、Web3関連事業では新たな収益の柱となることが期待されています。今後は収益性の向上と新事業の育成により、業績の回復と持続的な成長を目指していくことが重要です。
編集部のまとめ
株式会社メタプラネットの2024年第1四半期の決算は、売上高が前年同期比で62.0%増加したものの、営業損失を計上する結果となりました。しかし、ホテル事業の収益への貢献や新規事業の開拓に期待がかかっています。今後は収益性の向上とコスト削減を推進し、経営基盤の強化に取り組んでいくことが期待されます。
株式会社メタプラネットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社メタプラネットの決算日は12月31日で、第1四半期の決算は2024年5月15日に行われました。また、当社は過去3期連続で無配と、株主還元を行っていません。今後は経営成績の改善に合わせて配当の検討が期待されます。