株式会社関門海の最新の四半期決算の内容をご紹介します。
この4月から12月までの第3四半期の業績は好調で、売上高は前年同期比29.3%増の3,526百万円となりました。
コロナ後の需要回復の他、通年の需要が高い冬季の商品が好調に推移したことが主な要因です。
企業情報
企業名: 株式会社関門海
証券コード: 33720
決算期: 3月期
株式会社関門海の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社関門海の決算は毎年3月31日が基準日となっています。
四半期毎の決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日に行われています。
主な事業
株式会社関門海は、とらふぐ料理を中心とした飲食事業を行っています。
自社直営店舗「玄品」を国内外に展開するほか、フランチャイズ事業も展開しています。
直営店でのメイン商品であるとらふぐの食材調達や商品開発などのグループ経営管理も手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は前年同期比29.3%増の3,526百万円となりました。
コロナ禍からの回復や冬季商品が好調だったことが主な要因です。
利益面でも営業利益が前年同期の87百万円の損失から184百万円の黒字に転換するなど、収益性の改善が見られます。
売上・利益の推移
売上高は2,726百万円から3,526百万円と大幅に増加しました。
また経常利益も前年同期の56百万円の損失から145百万円の黒字に転換しています。
需要回復による業績改善に加え、経費抑制にも努めた結果、収益性が向上した模様です。
四半期連結貸借対照表について
資産合計は前期末比432百万円減の4,427百万円となりました。
負債合計は677百万円減の3,609百万円と大幅に減少しており、自己資本比率は18.5%まで改善しています。
資産の部
現金及び預金が887百万円減少しましたが、売掛金が245百万円、商品及び製品が163百万円増加するなど、受注増加による運転資金も積み上がっている状況です。
負債の部
短期借入金が555百万円減少するなど、有利子負債圧縮に取り組んだ結果、負債総額も677百万円減少しました。
純資産の部
親会社株主に帰属する四半期純利益237百万円の計上により、純資産は前期末比245百万円増加の818百万円となっています。
ROAとROE
ROAは前年同期の△1.3%から当期は4.0%に改善しました。
ROEも前年同期の△2.5%から当期は7.0%と大幅に上昇しており、収益性・資本効率性の向上が見られます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは3月期末に比べ887百万円減少しましたが、これは売上の季節性によるものです。
一方で投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローは改善しており、全体としては健全な水準を維持しています。
配当の支払額
当期は無配でしたが、今後の業績回復により復配が期待されます。
株主還元については、業績動向を見ながら検討していく方針のようです。
今後の展望
今後はインバウンド需要の回復に期待しつつ、国内店舗の営業力強化にも注力していく方針です。
また、海外展開の拡大やオンラインビジネスなど、新たな収益の柱の創出にも取り組む見込みです。
編集部のまとめ
コロナ禍からの需要回復と冬季商品の好調な販売により、株式会社関門海の業績は大幅に改善しました。
特に利益面では大きな進展が見られ、収益性や財務体質も向上しています。
今後は新たな成長ドライバーの開発にも注力するなど、持続的な成長を目指す施策を検討していくことが期待されます。
株式会社関門海の決算日や配当についてまとめました。
株式会社関門海の決算は3月31日が基準日で、四半期決算は6月、9月、12月、3月に行われています。
当期は無配でしたが、業績回復に伴い今後の復配が期待されます。
株主還元については、今後の業績動向を見ながら検討していくとしています。