株式会社バイク王&カンパニーは、バイク関連事業を行う企業で、中古バイクの買取りや販売を主力として展開しています。直近の第2四半期決算では、仕入台数の減少や車輌単価の下落などがあったものの、広告宣伝費の削減などによる収益改善に注力し、前期に比べて大幅に赤字幅が縮小しています。今後は、店頭仕入の強化やサービス拡充などによりリテール販売の強化を図り、さらなる改善を目指していく方針です。
企業情報
企業名: 株式会社バイク王&カンパニー
証券コード: E02988
決算期: 11月期
株式会社バイク王&カンパニーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社バイク王&カンパニーの決算期は11月期で、第2四半期決算は2024年5月31日時点のものとなります。
主な事業
株式会社バイク王&カンパニーは、中古バイクの買取りと販売を主力事業としています。中古バイクのオークション仕入れから店頭での買取り、修理やメンテナンスなど、バイクの流通に関わる幅広いサービスを展開しています。また、グループ会社として整備店の運営なども手がけており、バイクの販売から整備まで一貫したサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
今期第2四半期の業績は、売上高が164億9,354万円と前年同期比で減収となりました。一方で、広告宣伝費の削減などにより営業損失が大幅に改善し、経常損失は1億240万円まで縮小しています。売上高に対する利益率は未だ低い水準にありますが、収益性の改善に向けた取り組みが進展していることがわかります。
売上・利益の推移
株式会社バイク王&カンパニーの直近の売上高や利益の推移を見ると、前年同期と比べて売上高は減少したものの、損失額が大幅に縮小しています。主力のバイク事業において、広告費の抑制や店頭仕入強化などの収益改善に向けた取り組みが功を奏したことが要因と考えられます。今後も同様の施策を継続することで、さらなる収支改善が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社バイク王&カンパニーの直近の四半期連結貸借対照表を確認すると、総資産は129億1,489万円となっています。主な内訳は、現金及び預金が29億2,542万円、商品が52億9,857万円などとなっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が29億2,542万円と手元流動性が確保されています。また、主力の中古バイク事業のための商品が52億9,857万円と大きな割合を占めています。一方で、有形固定資産が16億1,198万円、無形固定資産が5億8,776万円と、店舗や システム投資なども着実に行っていることがうかがえます。
負債の部
負債の部では、短期借入金が22億円と一定の有利子負債を抱えています。ただし、資金調達の安定性を高めるため、コミットメントラインも5億8,000万円確保しています。その他、前受金が11億960万円、資産除去債務が4億420万円などが主な内訳となっています。
純資産の部
純資産の部は62億3,743万円となっており、自己資本比率は48.3%を維持しています。利益剰余金が53億9,281万円あるなど、財務基盤は健全に推移しています。また、役員向けや従業員向けの株式報酬制度も導入されており、株主還元や従業員インセンティブにも配慮した経営が行われています。
ROAとROE
株式会社バイク王&カンパニーのROAは未開示ですが、ROEは直近の第2四半期でマイナス2.3%となっています。前年同期と比べると大幅に改善したものの、依然として低水準にあります。今後は売上高や利益の回復により、ROAおよびROEの向上が期待されます。
キャッシュフロー
第2四半期のキャッシュフロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは13億3,733万円の増加となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1億9,772万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは3億7,062万円の減少となっています。全体としては、7億7,373万円の増加となり、手元流動性が確保できている状況です。
配当の支払額
株式会社バイク王&カンパニーは、2024年2月期の中間配当として1株当たり15円の配当を実施しました。また、2024年8月1日を効力発生日とする2024年5月期中間配当として1株当たり5.5円の配当を決議しています。安定配当の継続に努めつつ、収益力の改善にも取り組む方針です。
今後の展望
株式会社バイク王&カンパニーは、バイクライフの生涯パートナーを目指して、店舗開発やデータ活用、サービス拡充など、顧客体験の向上に注力しています。また、収益性の改善にも取り組み、広告費の最適化や店頭仕入の強化など、様々な施策を展開しています。今後はこうした取り組みが奏功し、業績の回復が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社バイク王&カンパニーは、中古バイク事業を中心に展開する企業です。直近の第2四半期決算では、売上高は減少したものの、収益性の改善に向けた取り組みが進展し、大幅な損失縮小を実現しました。今後は、店頭仕入の強化やサービス拡充など、顧客体験の向上に注力することで、さらなる業績回復が期待できます。また、安定配当の継続にも努めており、株主還元への姿勢も評価できます。
株式会社バイク王&カンパニーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社バイク王&カンパニーの決算期は11月期で、第2四半期決算は2024年5月31日時点のものでした。また、同社は2024年8月1日を効力発生日とする2024年5月期中間配当として1株当たり5.5円の配当を決議しており、安定配当の継続に努めていることが分かりました。