こんにちは。株式会社セブン&アイ・ホールディングスの決算報告を分析してみましたので、わかりやすくご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社セブン&アイ・ホールディングス
証券コード: 33820
決算期: 2月期
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、2月期決算を行っています。決算日は2月末で、年1回の報告となります。
主な事業
株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、国内外のコンビニエンスストア事業、スーパーストア事業、金融関連事業などを展開する持株会社です。セブン-イレブンを中核とした小売事業を中心に、総合リテールグループとしての事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年11月30日)の業績は、営業収益8,580,207百万円、営業利益410,019百万円と好調な結果となりました。特に海外コンビニエンスストア事業の売上高が6,357,719百万円と大きな柱となっています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、営業収益は横ばいで推移しています。一方、営業利益は増加傾向にあり、2024年2月期第3四半期の営業利益は410,019百万円と前年同期比103.8%と大幅に改善されています。
四半期連結貸借対照表について
2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産は11,093,844百万円となっています。前連結会計年度末に比べて542,888百万円増加しており、主に受取手形、売掛金及び契約資産の増加によるものです。
資産の部
流動資産は、3,285,877百万円で前連結会計年度末より225,223百万円の増加となっています。一方、固定資産は7,806,788百万円と317,592百万円増加しています。
負債の部
負債合計は7,057,296百万円と前連結会計年度末比154,502百万円増加しています。主な増加要因は、為替換算によるリース債務の増加などです。
純資産の部
純資産は4,036,547百万円と前連結会計年度末比388,385百万円増加しました。主な増加要因は、為替換算調整勘定の増加によるものです。
ROAとROE
ROAは前連結会計年度末の5.4%から当第3四半期連結会計期間末は4.5%と低下しています。一方、ROEは前連結会計年度末の15.6%から当第3四半期連結会計期間末は13.7%と微減しているものの、依然として高い水準を維持しています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動により486,114百万円のキャッシュを獲得し、投資活動に293,796百万円、財務活動に163,920百万円をそれぞれ使用しました。その結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は1,741,857百万円となっています。
配当の支払額
2023年5月期の年間配当金は120円、2024年2月期の中間配当金は56.50円となっています。総還元性向は50%以上を目指しており、株主還元に積極的に取り組んでいます。
今後の展望
株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、2030年までに日本・北米を除く地域で5万店の店舗網を確立する目標を掲げています。特に成長市場であるオーストラリアでの事業拡大に注力しており、買収を通じて店舗ネットワークの強化を図っています。さらに、ESG分野でのリーダーシップを発揮することで、持続可能な成長を目指します。
編集部のまとめ
株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニエンスストア事業を中心に安定した業績を維持しています。特に海外事業の好調さが目立ち、株主還元にも積極的に取り組んでいることが特徴です。今後も、グローバル展開の加速や、ESG経営の推進などで企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスは2月期決算を行っています。直近の配当金は1株当たり120円で、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も安定した業績と配当の維持が期待されます。