コスモ・バイオ株式会社の第42期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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コスモ・バイオ株式会社の2024年第1四半期決算報告が発表されました。売上高2,943百万円、営業利益305百万円と、前年同期比で増収・減益となりました。経済環境の厳しさの中でも、研究用試薬の販売が好調に推移していることが分かります。

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企業情報

企業名: コスモ・バイオ株式会社
証券コード: 33860
決算期: 12月期

コスモ・バイオ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

コスモ・バイオ株式会社の決算日は12月31日です。第1四半期決算の発表は毎年5月に行われています。

主な事業

コスモ・バイオ株式会社は、ライフサイエンス関連製品の販売を主な事業としています。主力製品は研究用試薬で、創薬研究支援やバイオ医薬品開発をサポートしています。また、機器や臨床検査薬の販売も手がけており、幅広いラインナップを提供しています。

今期の業績と利益率は?

2024年第1四半期の売上高は2,943百万円と前年同期比4.1%の増収となりました。一方で、売上総利益率は33.5%と前年同期の36.7%から低下しています。為替変動の影響などによりコスト増加が響いたことがその要因と考えられます。

売上・利益の推移

過去3年間の業績をみると、売上高は2022年に653百万円、2023年に2,828百万円と大幅に増加しています。一方、営業利益は2022年に442百万円、2023年に400百万円と減少傾向にあります。これは原材料価格の高騰やコストの増加により利益率が低下しているためです。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月末時点の連結貸借対照表を見ると、総資産は11,594百万円と前期末比721百万円増加しています。主な増加要因は、売掛金の増加と投資有価証券の増加によるものです。一方、負債は2,102百万円と255百万円増加し、純資産は9,492百万円と466百万円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が2,714百万円と前期末から112百万円減少しました。一方で、売掛金が3,340百万円と前期末から540百万円増加しています。また、投資有価証券が3,191百万円と429百万円増加しました。

負債の部

負債の部では、買掛金が758百万円と前期末から119百万円増加しています。また、退職給付に係る負債が569百万円と14百万円増加しました。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が5,942百万円と前期末から137百万円増加しました。また、その他有価証券評価差額金が909百万円と297百万円増加しています。

ROAとROE

ROAは前期3.9%から今期4.2%に改善し、ROEも前期5.1%から今期4.9%と若干低下しています。これは、総資産回転率の上昇と自己資本比率の改善により、収益性が上がったものの、自己資本利益率が低下したためと考えられます。今後は、さらなる収益力の向上と効率的な設備投資により、両指標のさらなる改善が期待されます。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、当第1四半期では営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス123百万円となっています。これは売上債権の増加などにより運転資金が増加したためです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス11百万円、財務活動によるキャッシュ・フローはプラス25百万円

配当の支払額

2024年3月期の年間配当金は1株当たり16円と前期の20円から減少しています。これは経営環境の悪化を考慮したものと考えられます。ただし、中長期的には配当の増加を目指していく方針のようです。

今後の展望

コスモ・バイオ株式会社は今後も、ライフサイエンス分野における研究開発支援事業を中心に事業を展開していく方針です。特に成長分野であるバイオ医薬品開発分野への注力や、新製品投入による売上拡大に期待がかかっています。一方で、コスト上昇への対応が課題となっており、収益性の改善が求められます。

編集部のまとめ

コスモ・バイオ株式会社は、研究用試薬の販売が引き続き好調に推移しており、売上高は増加傾向にあります。一方で、原材料価格高騰などの影響により利益率は低下しています。今後は収益力の向上とコスト管理の強化が課題となっています。また、バイオ医薬品分野への注力など、新たな成長分野の開拓にも注目が集まっています。

コスモ・バイオ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

コスモ・バイオ株式会社の決算日は12月31日で、第1四半期決算の発表は毎年5月に行われています。また、2024年3月期の年間配当金は1株当たり16円と前期から減少しましたが、今後の中長期的な増配を目指しているようです。コスト管理と新分野への注力が課題となっていますが、ライフサイエンス分野への期待は大きいといえるでしょう。

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