クリエイト・レストランツ・ホールディングスの決算ご報告です。当社は日本を代表する外食企業の持株会社で、多様なカジュアルフード業態を展開しています。新型コロナ禍の影響を受けながらも、順調に業績を伸ばしております。特に売上収益が29.1%増加するなど、着実な成長を遂げています。今後も積極的な店舗開発や業態変更、デジタル化の推進など、顧客ニーズにきめ細かく対応しながら、さらなる飛躍を目指します。
企業情報
企業名: 株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス
証券コード: 33870
決算期: 2月期
株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は?
クリエイト・レストランツ・ホールディングスの決算は2月を期末としており、四半期決算は8月、11月、2月の年3回行われます。今回はその第3四半期の決算報告となります。
主な事業
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、日本を代表する外食企業の持株会社です。傘下には、ファミリーレストラン、居酒屋、カフェ、ベーカリーなど多様なカジュアルフード業態を展開しています。また、ゴルフ場内レストランやレジャー施設内レストランなどの受託運営事業にも注力しており、幅広い事業展開をしています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益が108,448百万円と前年同期比29.1%増加しました。営業利益は5,763百万円(前年同期比1.4%増)、四半期利益は4,199百万円(前年同期比0.1%減)となりました。調整後EBITDAマージンは17.7%と、前年同期の22.1%から少し低下しているものの、全体として好調な業績となっています。
売上・利益の推移
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、新型コロナ禍の影響を受けながらも、売上収益と利益ともに増加傾向にあります。2023年2月期の売上収益は118,240百万円と過去最高を更新し、営業利益も前期比5.1%増の7,651百万円と好調でした。今後も新規出店や既存店の質の向上などにより、さらなる業績拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
クリエイト・レストランツ・ホールディングスの直近の四半期連結貸借対照表は健全な状態にあります。
資産の部
総資産は131,371百万円で、前期末比2,184百万円減少しました。これは主に、現金及び現金同等物が減少したことによるものです。一方で、営業債権及びその他の債権が増加しており、売上の増加に伴う回収が順調であることがうかがえます。
負債の部
負債合計は93,624百万円で、前期末比5,487百万円減少しています。社債及び借入金が6,331百万円減少したことが主な要因です。安定した財務体質を維持しています。
純資産の部
純資産合計は37,746百万円で、前期末比3,303百万円増加しました。利益剰余金や為替換算差額の増加により、親会社所有者帰属持分比率は26.3%と、健全な水準を維持しています。
ROAとROE
クリエイト・レストランツ・ホールディングスのROAは前期末の4.7%から現在5.6%に上昇しており、資産効率の改善が進んでいます。一方のROEは前期末の17.8%から15.0%に低下しています。これは新型コロナ禍の影響で利益が伸び悩んだことや、資本増強に伴い自己資本が増加したためと考えられます。今後は、さらなる利益成長と効率的な資本政策による指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが16,222百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが2,913百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが17,704百万円のマイナスとなりました。前期と比べると営業CF、投資CF共に減少していますが、依然としてキャッシュ創出力は高く、財務基盤は健全に維持されています。
配当の支払額
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、株主還元に積極的に取り組んでおり、年2回の配当を実施しています。当第3四半期累計の配当金総額は1,378百万円で、前年同期比109百万円の増加となりました。今後も業績に応じた適切な利益配分を行っていく方針です。
今後の展望
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、新型コロナ禍の影響を乗り越え、さらなる成長を目指しています。既存店の質の向上、新業態の開発、デジタル化の推進など、顧客ニーズに合わせた取り組みを強化しています。さらに、M&Aや業務受託店舗の開拓など、外部成長にも注力しており、今後の業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、新型コロナ禍の中でも順調な業績を維持し、売上収益、利益ともに増加傾向にあります。財務基盤も健全で、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後は、既存店の強化やDX投資、新業態の開発などに注力し、さらなる成長を目指していくと考えられます。経営陣の機動的な対応力と、ブランド力の高さが同社の強みと言えるでしょう。
株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
クリエイト・レストランツ・ホールディングスの決算日は2月末日で、四半期決算は年3回(8月、11月、2月)行われます。また、配当は年2回(年間配当6円)の支払いを実施しています。当第3四半期の配当金総額は1,378百万円と、前年同期比109百万円の増加となっています。今後も業績に応じた適切な利益還元に取り組んでいくことが期待されます。
