デリカフーズホールディングス株式会社の決算報告を見ていきましょう。外食産業における売上回復傾向と省力化ニーズの高まりを捉えて、着実に売上を伸ばしています。また、新たなお取引先様ニーズへの積極的な対応や、BtoC事業の拡充にも取り組んでいます。その結果、第3四半期の売上高は過去最高の39,325百万円、営業利益は730百万円と大きく伸長しました。今後も新商品開発や事業ポートフォリオの変革を推進し、持続的な成長を目指していきます。
企業情報
企業名: デリカフーズホールディングス株式会社
証券コード: 33920
決算期: 2024年3月31日
デリカフーズホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
デリカフーズホールディングス株式会社の決算期は3月31日です。2023年12月31日が今回の第3四半期決算の期末日となっています。
主な事業
デリカフーズホールディングス株式会社は、青果物事業、物流事業、研究開発・分析事業を行っています。青果物事業では、外食産業向けの青果物の卸売りを行っています。物流事業ではグループ内の物流を担当し、研究開発・分析事業では青果物の分析や研究開発を手掛けています。事業ポートフォリオの変革やサステナビリティ経営の推進にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は39,325百万円と前年同期比10.2%の増収となりました。利益面でも、営業利益は730百万円、経常利益は807百万円と大幅な増益を達成しました。売上高営業利益率は1.9%、売上高経常利益率は2.1%となっています。
売上・利益の推移
デリカフーズホールディングス株式会社の売上高は過去3年間で47,925百万円から39,325百万円と増加傾向にあります。同様に経常利益も769百万円から807百万円と、コロナ禍前の水準を上回る好業績を収めています。今後も外食需要の回復や新商品開発などにより、売上・利益の伸長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
デリカフーズホールディングス株式会社の総資産は27,880百万円となっています。前連結会計年度末比12.1%の増加です。
資産の部
流動資産は11,773百万円で、前期末比2.5%増加しました。主な増加要因は売掛金の増加です。固定資産は16,106百万円で、前期末比20.4%増加しました。有形固定資産の増加が大きな要因となっています。
負債の部
負債合計は19,521百万円で、前期末比13.8%増加しました。主な増加要因は買掛金の増加と長期借入金の増加です。
純資産の部
純資産合計は8,358百万円で、前期末比8.3%増加しました。利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率は30.0%となっています。
ROAとROE
デリカフーズホールディングス株式会社のROAは前年同期比0.8ポイント上昇の2.9%となりました。これは売上高の伸長と固定資産の増加によるものです。一方、ROEは前年同期比1.3ポイント上昇の10.1%となりました。純利益の増加と自己資本の拡大により収益性が改善しています。今後も着実な成長が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが1,128百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが2,095百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが38百万円の収入となっています。設備投資を積極的に進めるなど、着実な成長戦略を実行しています。
配当の支払額
デリカフーズホールディングス株式会社は、1株当たり8円の配当を実施しました。前年同期比3円の増配となっています。配当性向は約21%となっています。今後も株主還元を重視しつつ、事業拡大のための投資にも力を入れていく方針です。
今後の展望
デリカフーズホールディングス株式会社は、中期経営計画「Transformation 2024」の推進を通じて、事業ポートフォリオの変革、青果物流通インフラの構築、サステナビリティ経営の推進に取り組んでいきます。新商品開発やBtoC事業の拡大、省力化ニーズへの対応などにより、持続的な成長を目指しています。外食需要の回復や物流・人件費の上昇など先行きは不透明ですが、柔軟な対応力を発揮し、さらなる業績向上が期待されます。
編集部のまとめ
デリカフーズホールディングス株式会社は、外食需要の回復に伴う売上高の増加に加え、事業ポートフォリオの変革やコスト管理の強化により、営業利益、経常利益ともに過去最高を更新しました。今後も新たな取り組みを推進し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。同社の決算は、将来に向けたさらなる飛躍につながるものと評価できるでしょう。
デリカフーズホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
デリカフーズホールディングス株式会社の決算期は3月31日で、直近の第3四半期は2023年12月31日が期末日となっています。1株当たり8円の配当を実施し、今後も株主還元を重視しつつ事業拡大のための投資にも力を入れていく方針です。業績好調を受け、今後の成長が期待されます。