株式会社丸千代山岡家の2024年第1四半期の決算報告を分析してみました。売上高7,628,816千円、経常利益766,557千円と前年同期から大幅に増加しており、業績好調な様子が伺えます。ラーメン専門店の丸千代山岡家は、全国展開を進めながら、自社農場で育てた長ネギの活用など、独自の取り組みにも注力しています。今後も新店舗の積極的な出店や、人材育成、食材の安定調達など、さまざまな施策によりさらなる成長が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社丸千代山岡家
証券コード: 33990
決算期: 1月末
株式会社丸千代山岡家の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社丸千代山岡家の決算日は1月31日で、その決算報告は同年6月頃に行われます。そのため、今回の報告は2024年2月1日から2024年4月30日までの第1四半期の決算となります。
主な事業
株式会社丸千代山岡家の主な事業は、ラーメン店の運営です。「ラーメン山岡家」と「めん処 山岡家」を全国各地に展開しており、現在は185店舗を構えています。こだわりの豚骨スープや自家製麺、そしてネギの自社農園など、独自のブランド力を築いています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は7,628,816千円で、前年同期比37.5%の増加となりました。また、経常利益は766,557千円と、前年同期比245.0%の大幅増益となっています。個人消費の回復や新店舗の寄与などにより、好調な業績を収めることができました。
売上・利益の推移
直近の決算期では、売上高は26,494,136千円、経常利益は2,132,790千円と、ともに過去最高を記録しました。長年にわたる着実な店舗展開と、人気メニューの提供による集客力の向上により、着実に業績を伸ばしてきています。今後も持続的な成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社丸千代山岡家の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は11,182,950千円となっています。前期末から19,371千円増加しており、事業規模の拡大が進んでいることがわかります。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,294,194千円、店舗食材が1,501,297千円となっています。店舗運営に必要な資金や原材料が適切に確保されている様子がうかがえます。
負債の部
負債の部では、借入金が2,162,964千円となっています。適切な資金調達が行われ、財務基盤も安定していると評価できます。
純資産の部
純資産の部では、4,350,931千円となっています。自己資本比率は38.9%で、財務の健全性も確保されています。
ROAとROE
株式会社丸千代山岡家のROA(総資産経常利益率)は6.9%、ROE(自己資本当期純利益率)は12.0%となっています。ともに前期から改善しており、収益性と資本効率性が高まっていることがわかります。積極的な店舗展開と収益力の向上が、ROAとROEの改善につながっているものと考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは876,436千円の収入となっています。店舗運営により生み出された資金が、店舗投資や借入金返済に活用されている様子が読み取れます。今後も事業活動から安定的なキャッシュ・フローを創出し、店舗展開や財務体質の強化に活用していくことが期待されます。
配当の支払額
株式会社丸千代山岡家は、1株当たり10円の配当を実施しています。前期から25%増配となり、株主還元の強化が図られています。今後も、業績の伸長に応じた配当の拡大が期待されます。
今後の展望
株式会社丸千代山岡家は、経営理念である「食を通じて、人と地域社会をつなぐ企業へ」の実現に向けて、さらなる事業拡大を目指しています。新規出店の加速や、自社農場の拡大による食材の安定供給、そして人材の確保・育成など、さまざまな施策に取り組んでいます。原材料高騰やコスト上昇など、課題もありますが、企業価値の持続的な向上を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社丸千代山岡家は、売上高・経常利益ともに大幅増加し、好調な業績を収めることができました。今後も新店舗の出店や自社農場の活用など、積極的な事業展開を行っていく方針です。原材料価格高騰や人手不足など、課題はありますが、経営理念に基づいた取り組みにより企業価値の向上が期待できるでしょう。株主還元策も強化されており、投資家にとっても魅力的な企業と言えるでしょう。
株式会社丸千代山岡家の決算日や配当についてまとめました。
株式会社丸千代山岡家の決算日は1月31日で、決算報告は6月頃に行われます。また、同社は1株当たり10円の配当を行っており、前期から25%増配となっています。業績好調を背景に、今後も株主還元の拡大が期待されます。