東レ株式会社の第143期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東レ株式会社の2023年度第3四半期決算報告書を分析しました。東レは繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料といった多彩な事業を展開する大手化学メーカーです。今期も堅調に業績を伸ばしているようです。

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企業情報

企業名: 東レ株式会社
証券コード: E00873
決算期: 2023年3月期

東レ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東レ株式会社の決算期は3月31日です。4月から翌年3月までの会計年度で、第3四半期の決算発表は2024年2月13日に行われています。

主な事業

東レ株式会社は、「繊維事業」「機能化成品事業」「炭素繊維複合材料事業」「環境・エンジニアリング事業」「ライフサイエンス事業」の5つの事業セグメントを展開しています。繊維、化成品、炭素繊維などの素材、医療・環境関連製品など多岐にわたる事業ポートフォリオを持っているのが特徴です。

今期の業績と利益率は?

東レ株式会社の2023年度第3四半期の業績は、売上収益が1兆8,294億円、事業利益(営業利益から非経常項目を除いた指標)は772億円となりました。新型コロナの影響が一服し、全体として堅調に推移しているようです。利益率は前年同期比微減のものの、中期的に見ると良好な水準を維持できています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上収益と利益を見ると、2022年3月期には売上2兆4,893億円、営業利益1,118億円と大幅増益となりました。23年3月期も引き続き高水準を維持しており、足元の第3四半期では売上高1兆8,294億円、営業利益714億円と好調な業績を示しています。

四半期連結貸借対照表について

東レ株式会社の財政状態は健全に推移しています。

資産の部

資産合計は前期末比1,943億円増の3兆3,884億円となっています。主な増加要因は営業債権や棚卸資産の増加、為替の影響によるものです。

負債の部

負債合計は前期末比674億円増の1兆6,256億円となっています。社債や借入金の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産は前期末比1,270億円増の1兆7,628億円となっています。利益剰余金やその他の包括利益の増加により、自己資本比率は48.9%まで上昇しています。

ROAとROE

東レ株式会社の収益性を示す指標であるROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、前期から微減しているものの、それでも高い水準を維持しています。これは、収益力の高さと財務の健全性を示す指標と言えるでしょう。

キャッシュフロー

東レ株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが1,062億円の収入となり、前年同期比で大幅な増加しています。一方で設備投資などの投資活動によるキャッシュフローは869億円の支出となっています。全体としては現金及び現金同等物が前期末比54億円増加の2,294億円となりました。

配当の支払額

東レ株式会社は、年2回の配当を実施しており、1株当たり9円ずつの中間配当と期末配当を行っています。株主への利益還元に積極的な企業といえるでしょう。

今後の展望

東レ株式会社は、「持続的かつ健全な成長」を目指し、5つの基本戦略を掲げて中期経営課題”プロジェクト AP-G 2025″に取り組んでいます。製品の高付加価値化、生産性向上、リスクマネジメントの強化などに注力し、持続的な業績拡大を目指しています。

編集部のまとめ

東レ株式会社は、不透明な経済環境の中でも安定した収益力を維持しており、強い事業基盤を持つ企業だと評価できます。中期的な成長戦略も明確に打ち出しているので、今後の業績推移にも期待が持てそうです。株主還元にも積極的で、株主価値の向上にも努めている企業だと言えるでしょう。

東レ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東レ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月13日に発表されています。年2回の配当を行っており、1株当たり9円ずつ中間配当と期末配当を行っています。株主への利益還元に積極的な企業姿勢が窺えます。

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