アートグリーン株式会社は、フラワーアレンジメントや園芸用品の販売などを手掛ける企業です。この度、同社の2023年11月から2024年4月までの第2四半期決算報告書が公開されました。決算内容を分かりやすく解説していきます。
企業情報
企業名: アートグリーン株式会社
証券コード: 34190
決算期: 10月31日
アートグリーン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アートグリーン株式会社は、10月31日を決算期末としています。第2四半期の決算期間は2023年11月1日から2024年4月30日までとなっています。
主な事業
アートグリーン株式会社は、フラワービジネス支援事業、ナーセリー支援事業、フューネラル事業の3つの事業を展開しています。
法人向けの胡蝶蘭の販売や、園芸用品の製造・販売、さらには葬祭用品の販売など、様々な分野で花や植物に関連するビジネスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は12.89億円と、前年同期比で4.1%の増加となりました。
一方で、営業利益は3.69億円と前年同期比3.3%の減少となりました。経常利益は3.71億円と5.2%の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.72億円と17.0%の減少となっています。
売上・利益の推移
アートグリーン株式会社の売上高は年々増加傾向にあります。前期の12.40億円から今期は12.89億円と、4.1%の増加を記録しました。
一方で、利益面では営業利益は3.69億円と前年同期比3.3%の減少となりましたが、経常利益は3.71億円と5.2%の増加となっています。
四半期連結貸借対照表について
アートグリーン株式会社の総資産は13.33億円となり、前期末比で0.83億円の増加となりました。
資産の部
流動資産は11.75億円と前期末比で0.94億円増加しました。現金及び預金が0.16億円、売掛金が0.52億円それぞれ増加しました。一方、固定資産は1.58億円と0.10億円減少しています。
負債の部
負債合計は8.08億円と前期末比で0.65億円増加しました。流動負債は4.68億円と0.39億円増加し、借入金が0.26億円増加しています。固定負債は3.40億円と0.26億円増加しています。
純資産の部
純資産は5.24億円と前期末比で0.17億円増加しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益1.72億円を計上したことが主な要因です。
ROAとROE
アートグリーン株式会社のROA(総資産経常利益率)は2.78%、ROE(自己資本利益率)は3.28%となっています。
前期と比べ、ROAは0.30ポイント、ROEは0.41ポイント低下しているものの、依然として一定の収益性を確保できています。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは3.36億円の支出となりました。これは売上債権の増加などが主な要因です。
一方、投資キャッシュフローは0.50億円の支出、財務キャッシュフローは5.32億円の収入となっています。
配当の支払額
アートグリーン株式会社は、この第2四半期累計期間では配当を行っていません。今後の業績動向を見ながら、株主還元策を検討していくものと思われます。
今後の展望
花き業界を取り巻く環境は、一部に停滞感もありますが、大都市圏を中心に景気回復の兆しが見られます。
アートグリーン株式会社は、新規顧客の開拓やサービスの向上に努め、持続的な成長を目指していくものと考えられます。
編集部のまとめ
アートグリーン株式会社は、この第2四半期決算で売上高は4.1%増加するなど、順調な業績を残しています。
一方で、利益面では減益となっているものの、経常利益は増加しており、安定した収益基盤を築いていると評価できます。
今後の展開にも期待が高まる企業だと言えるでしょう。
アートグリーン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アートグリーン株式会社は、10月31日を決算期末としています。
この第2四半期決算では配当を行っていませんが、今後の業績動向を見ながら、株主還元策を検討していくものと思われます。