株式会社三ツ知の第62期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

上場企業の決算報告書は、企業の経営状況を詳しく知ることができる大切な情報源です。株式会社三ツ知の2024年3月期第3四半期の決算報告を分析したところ、業績が大幅に好転していることが分かりました。需要が回復傾向にある中、同社は生産性の向上に取り組み、営業利益は前年同期から4.7倍以上増加するなど、経営改善が進んでいることが伺えます。今後も持続的な成長が期待できそうです。

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企業情報

企業名: 株式会社三ツ知
証券コード: 34390
決算期: 2024年6月期

株式会社三ツ知の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社三ツ知の決算期は6月で、第3四半期は2024年3月31日までの結果を報告しています。通常の上場企業と同様、年4回の決算(第1・第2・第3四半期、期末)を行っています。

主な事業

株式会社三ツ知は、自動車部品の設計・製造・販売を主な事業としています。自動車業界では大きなシェアを持つ主要サプライヤーの1社で、四輪車、二輪車、産業用機器、家電製品など、幅広い分野の部品を手掛けています。独自の技術力を活かし、顧客のニーズに合った製品を開発・提供することで、自動車メーカーや関連企業から高い評価を得ています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は99億57百万円と前年同期比5.6%増加しました。利益面では、原価低減や経費削減に取り組んだ結果、営業利益は3億96百万円(前年同期は78百万円の営業損失)、経常利益は4億89百万円(前年同期は17百万円の経常利益)と、大幅な改善が見られます。利益率も高水準を維持しており、今期の業績は順調に推移していると評価できます。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上高は9,430百万円→9,957百万円と増加傾向にあります。また、経常利益についても、前年同期の17百万円から当期は489百万円と大幅な増益を実現しています。需要の回復と生産性向上の取り組みが功を奏し、業績が大きく改善されていることがわかります。

四半期連結貸借対照表について

同社の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は164億49百万円となっています。その内訳をみると、流動資産は103億44百万円、固定資産は61億4百万円となっています。負債合計は66億70百万円で、そのうち流動負債が47億71百万円、固定負債は19億8百万円です。純資産は97億79百万円を計上しており、自己資本比率は59.4%と健全な財務体質を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が42億24百万円と手元流動性が厚く、受取手形及び売掛金、棚卸資産などの運転資産も適切に管理されています。一方、有形固定資産は53億54百万円と、生産設備の充実が図られています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が9億7百万円、短期借入金が14億円となっています。長期借入金は14億5百万円と、財務の健全性を維持しつつ、必要な資金を調達できる体制が整っています。

純資産の部

純資産は97億79百万円を計上しており、自己資本比率は59.4%と高水準を維持しています。利益剰余金も78億6百万円と順調に積み上がっており、財務基盤の強化が進んでいます。

ROAとROE

自己資本当期純利益率(ROE)は3.3%となっています。一方、総資産経常利益率(ROA)は2.9%です。前期と比べROEは大幅に改善されており、収益性の向上と資本効率の上昇が確認できます。今後も業績の伸長とともに、ROE・ROAの更なる上昇が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは8億58百万円の収入となり、前年同期比69.3%の増加となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは1億57百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは7億92百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は39億41百万円となっています。

配当の支払額

当第3四半期連結累計期間では、1株当たり9.5円の中間配当を実施しています。前年同期の1株当たり9.5円と同額の配当を維持しており、株主還元も安定的に行われています。今後も業績の伸長に合わせて、株主への利益還元を継続していくことが期待されます。

今後の展望

世界的な自動車市場の回復基調と、同社の生産効率化への取り組みを背景に、今後も安定的な業績拡大が期待できます。さらなる原価低減や新製品開発による顧客ニーズへの対応強化で、収益力を一層高めていく方針です。同時に、財務基盤の強化を進め、持続可能な成長を実現していくと考えられます

編集部のまとめ

株式会社三ツ知は、自動車業界の主要サプライヤーとして、高い技術力と生産性の向上に取り組んでおり、当期の業績は大幅に改善されました。今後も需要の回復と経営効率化により、安定的な成長が期待できる企業と評価できます。引き続き同社の動向に注目していきたいと思います。

株式会社三ツ知の決算日や配当についてまとめました。

株式会社三ツ知の決算日は6月で、第3四半期の決算は2024年3月31日までの実績を報告しています。また、当期の中間配当は1株当たり9.5円と、前期同額を維持しており、株主還元も安定的に行われています。今後も業績の伸長に合わせて、適切な利益還元が行われるものと期待されます。

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