株式会社ビーロットの2024年第1四半期決算報告書が公開されました。2024年1月1日から3月31日までの業績は、売上高が3,247百万円、営業利益は914百万円、経常利益は798百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は582百万円と、前年同期と比べ減収減益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ビーロット
証券コード: 34520
決算期: 12月期
株式会社ビーロットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ビーロットの決算日は12月31日です。第1四半期の決算は2024年5月15日に公表されています。
主な事業
株式会社ビーロットは、不動産投資開発事業、不動産コンサルティング事業、不動産マネジメント事業を展開しています。不動産の仕入れから売却、管理運営まで一気通貫したサービスを提供しており、不動産投資家や売主、賃借人などの幅広いニーズに対応しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、コロナ禍の影響が収束したことで不動産市況が好調に推移し、不動産コンサルティング事業と不動産マネジメント事業が堅調に推移しました。営業利益率は28.2%と前年同期の19.3%から高水準を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社ビーロットの売上高は前年同期比52.9%減の3,247百万円、営業利益は同31.2%減の914百万円、経常利益は同31.9%減の798百万円となりました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は同28.9%減の582百万円と、比較的小幅な減益となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ビーロットの当第1四半期連結会計期間末の総資産は59,504百万円と、前連結会計年度末に比べ2,264百万円増加しました。主な増加要因は、販売用不動産の増加2,015百万円です。負債合計は44,844百万円と2,644百万円増加しました。純資産合計は14,660百万円と380百万円減少しました。
資産の部
流動資産の主な内訳は、現金及び預金8,621百万円、販売用不動産27,506百万円、仕掛販売用不動産11,656百万円などです。固定資産は8,786百万円で、主な内訳は建物4,293百万円、土地147百万円などです。
負債の部
流動負債は18,845百万円で、主な内訳は短期借入金3,167百万円、1年内返済予定の長期借入金11,856百万円などです。固定負債は25,999百万円で、長期借入金24,609百万円が主な内訳です。
純資産の部
純資産の主な内訳は、資本金1,992百万円、資本剰余金2,082百万円、利益剰余金10,628百万円、自己株式495百万円です。自己資本比率は24.0%となっています。
ROAとROE
株式会社ビーロットのROA(総資産利益率)は前年同期比2.8ポイント低下の4.1%、ROE(自己資本利益率)は同2.0ポイント低下の8.3%となりました。これは、営業利益の減少により利益水準が低下したことが主な要因です。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明ですが、販売用不動産の増加による資金の使途が大きかったと推測されます。
配当の支払額
株式会社ビーロットは、2024年3月の期末配当を1株当たり51円と発表しました。前期実績の1株当たり20円から大幅に増配となっています。
今後の展望
株式会社ビーロットは、不動産コンサルティング事業と不動産マネジメント事業の収益力の強化に取り組むとともに、厳選した物件の仕入れと高付加価値の商品開発により、不動産投資開発事業の収益性向上を目指しています。中期的には売上高4,500億円、経常利益900億円の達成を掲げています。
編集部のまとめ
株式会社ビーロットの2024年第1四半期決算は、収益性の高い不動産コンサルティング事業と不動産マネジメント事業が好調に推移し、全体としても高い利益率を維持できています。一方で、不動産投資開発事業の売上減少が響き、減収減益となりました。しかし、中期的な業績目標は引き続き高水準で、今後も安定した事業展開が期待できそうです。
株式会社ビーロットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ビーロットの決算日は12月31日で、第1四半期決算は2024年5月15日に公表されました。また、2024年3月期の期末配当は1株当たり51円と大幅増配となっています。今後も業績拡大に伴う増配が期待できそうです。