ファーストブラザーズ株式会社の第21期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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ファーストブラザーズ株式会社の2023年12月期第2四半期の決算報告が公開されました。売上高は前年同期比63.6%減の4,368百万円営業利益は80.3%減の603百万円と大幅な減収減益となったものの、投資銀行事業や施設運営事業で着実な成長が見られました。今後は投資家の投資意欲の高まりや施設需要の回復を背景に、更なる業績回復が期待されています。

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企業情報

企業名: ファーストブラザーズ株式会社
証券コード: 34540
決算期: 11月

ファーストブラザーズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ファーストブラザーズ株式会社の決算期は11月末日で、毎年11月に本決算、6月に第2四半期決算を行っています。つまり、現在公開された決算は2023年12月期第2四半期(2023年12月1日~2024年5月31日)の決算となります。

主な事業

ファーストブラザーズ株式会社は、投資運用事業、投資銀行事業、施設運営事業の3つを主要な事業としています。投資運用事業では、主に都心部の大型不動産に投資するファンドビジネスを展開しています。投資銀行事業では、全国の中小型賃貸不動産への投資と運用を手がけ、施設運営事業では、ホテルや旅館等の運営を行っています。不動産関連事業を中心とした多角的な事業展開で、安定的な収益基盤を構築しています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期の業績は、売上高4,368百万円(前年同期比63.6%減)、営業利益603百万円(同80.3%減)となりました。主力の投資銀行事業における不動産売却が前年同期に比べ減少したことが減収減益の主因です。一方で、投資銀行事業の賃貸収益は増加し、施設運営事業でも需要回復による増収がみられました。営業利益率は13.8%と高い水準を維持しており、事業ポートフォリオの健全性が伺えます。

売上・利益の推移

過去3年の業績推移をみると、2022年11月期は売上高37,790百万円、営業利益3,837百万円と大幅な増収増益を遂げました。しかし、当第2四半期は不動産売却が減少したため、一時的な減収減益となっています。通期では投資家の投資意欲の高まりや施設需要の本格的な回復を背景に、再び増収増益に転じると期待されます。

四半期連結貸借対照表について

ファーストブラザーズ株式会社の総資産は88,927百万円となり、前期末比1,013百万円減少しました。これは主に、現金及び預金が3,601百万円減少した一方で、販売用不動産が2,204百万円増加したことによるものです。

資産の部

総資産の大部分を占める販売用不動産は52,389百万円と前期末から2,204百万円増加しています。これは投資銀行事業における物件取得が順調に進んでいることを示しています。一方で、現金及び預金は3,929百万円と大幅に減少しており、物件取得や配当金支払いなどの資金需要が高かったことがわかります。

負債の部

負債合計は64,744百万円と前期末比768百万円減少しました。これは主に、未払法人税等が1,199百万円減少したことによるものです。一方で、物件取得に伴う長期借入金が920百万円増加しています。

純資産の部

純資産合計は24,182百万円と前期末比245百万円減少しました。これは主に、利益剰余金が269百万円減少したことによるものです。利益剰余金の減少は、前期の配当金支払いと当期の四半期純利益の計上によるものです。

ROAとROE

ファーストブラザーズ株式会社のROA(総資産利益率)は0.4%ROE(自己資本利益率)は0.7%と前年同期に比べ低下しています。これは主に、不動産売却減少による一時的な減益が影響しています。しかし、これらの指標は依然として高水準を維持しており、資産効率と資本効率の面でも健全性が保たれています。今後の業績回復に期待がかかっています。

キャッシュフロー

当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが4,003百万円の減少、投資活動によるキャッシュ・フローが251百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが642百万円の増加となりました。これは主に、棚卸資産の増加や法人税等の支払いによる資金流出があった一方で、長期借入れによる収入があったためです。現金及び現金同等物の四半期末残高は3,893百万円となり、安定的な財務体質が維持されています。

配当の支払額

ファーストブラザーズ株式会社は、2024年2月8日に1株当たり32円の中間配当を実施しました。また、2024年8月5日に1株当たり33円の期末配当を予定しており、年間配当は65円となる見込みです。これは前期の年間配当額60円から5円増配となっており、株主還元の強化が図られています。

今後の展望

ファーストブラザーズ株式会社は、投資家の投資需要の高まりや訪日外国人観光客の増加による施設需要の回復を背景に、今期の通期業績は増収増益を見込んでいます。投資銀行事業では、金利上昇リスクに備えつつ、中小型賃貸不動産への投資を推進。施設運営事業では、インバウンド需要の取り込みや生産性の向上に取り組みます。また、安定的な配当政策も継続する方針であり、企業価値の向上と株主還元の両立が期待されます。

編集部のまとめ

ファーストブラザーズ株式会社の2023年12月期第2四半期決算では、不動産売却の減少による減収減益となりましたが、投資銀行事業の賃貸収益増加や施設運営事業の需要回復などにより、収益力と財務体質は健全に維持されています。今期の通期では、投資家の旺盛な投資需要や施設需要の本格的な回復を背景に、再び増収増益に転じる見込みです。安定的な配当政策も継続しており、株主重視の経営姿勢が窺えます。

ファーストブラザーズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ファーストブラザーズ株式会社の決算期は11月末日で、毎年11月に本決算、6月に第2四半期決算を行っています。今回公開された決算は2023年12月期第2四半期(2023年12月1日~2024年5月31日)の結果となります。当期の年間配当は1株当たり65円を予定しており、前期に比べ5円の増配となります。安定した配当政策と企業価値の向上に期待が高まっています。

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