株式会社パルマの決算内容をチェックしてみました!
同社は、非対面・非接触の各種サービスを提供する「ビジネスソリューションサービス」と、トランクルームの開発・運営を行う「ターンキーソリューションサービス」の2つの事業を展開しています。
今期の業績は、売上高が前年同期比11.8%増の457,577千円と好調に推移。経常利益も8,000千円と前年同期から改善しています。
企業情報
企業名: 株式会社パルマ
証券コード: E31681
決算期: 9月期
株式会社パルマの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社パルマの決算期は9月30日です。
決算発表は毎年11月頃に行われ、その後2月頃に四半期報告書が提出されます。
主な事業
株式会社パルマは、セルフストレージ事業者向けのBPOサービスや、トランクルームの開発・運営を手掛けています。
BPOサービスでは、賃料債務保証や在庫管理システムなどを提供することで、セルフストレージ事業者の業務効率化をサポート。
また、トランクルームの開発・運営では、既存施設の稼働向上とともに、新規物件の開発投資を進めています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が457,577千円と前年同期比11.8%増と好調に推移しました。
利益面でも、経常利益が8,000千円と前年同期の経常損失から大幅に改善しています。
これは、BPOサービスが堅調に推移したほか、トランクルームの稼働向上などが寄与したものと考えられます。
売上・利益の推移
近年の業績を見ると、売上高はおおむね堅調に推移しています。
2022年9月期には過去最高の2,354,185千円を記録しました。
利益面では、2021年9月期に175,419千円の経常利益を計上するなど、安定した収益性を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社パルマの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,515,558千円となっています。
流動資産は3,324,498千円で、そのうち 現金及び預金が2,514,100千円と大半を占めています。固定資産は191,059千円です。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,514,100千円と非常に手厚い流動性を確保しています。
また、仕掛販売用不動産が411,452千円と、トランクルームの開発投資も積極的に行っていることがわかります。
負債の部
負債の部では、短期・長期借入金が合計で994,294千円となっています。
一方で、契約負債が120,804千円あることから、前受金などの顧客からの前払い収益も一定程度あることが分かります。
純資産の部
純資産の部では、2,252,038千円と健全な財務体質を維持しています。
自己資本比率は64.0%とバランスの取れた資本構成となっています。
ROAとROE
ROAは前期が4.8%、ROEは2.8%となっています。
各指標ともに、一定の収益性と資本効率性を維持していると評価できます。
今後は、新サービスの展開や、トランクルーム運営の効率化により、更なる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況をみると、営業活動によるキャッシュ・フローは若干のマイナスとなっていますが、投資活動によるキャッシュ・フローは150,000千円超のプラスとなっています。
これは、トランクルーム事業の開発投資資金を生み出す自己金融力の高さを示しています。
配当の支払額
株式会社パルマは、株主還元として期末配当を実施しています。
直近の2023年9月期の1株当たり配当金は5円となっており、前期から1円増配となっています。
今後も安定的な配当を維持していく方針のようです。
今後の展望
株式会社パルマは、BPOサービスの受託拡大と、新規トランクルーム施設の開発投資を積極的に推進していきます。
新サービスの開発にも注力し、事業領域の拡大を目指しています。
中長期的には、ストレージ事業の成長とともに、利益率の高いBPOサービスの伸長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社パルマは、セルフストレージ事業者向けのBPOサービスと、トランクルームの開発・運営の2つの事業を展開しています。
今期の業績は堅調で、売上高と経常利益が前年同期から改善しています。
財務面でも健全性が高く、自己資本比率が64.0%と良好な水準を維持しています。
今後の成長に期待が持てる企業だと評価できます。
株式会社パルマの決算日や配当についてまとめました。
株式会社パルマの決算期は9月30日です。
決算発表は11月頃、四半期報告書の提出は2月頃に行われます。
配当については、直近の2023年9月期は1株当たり5円の期末配当を実施しています。
今後も安定的な配当を維持していく方針のようです。