フォーライフ株式会社の第25期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社フォーライフの最新の決算報告書が公開されました。住宅事業を中心に展開する同社は、コロナ禍からの回復基調にあるものの、建築資材高騰の影響があったものの、収益性の改善に取り組んでいます。経営成績や財務状況をご紹介します。

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企業情報

企業名: フォーライフ株式会社
証券コード: E32793
決算期: 2023年3月31日

フォーライフ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

フォーライフ株式会社の決算期は3月31日で、決算発表は毎年6月と12月に行われます。第3四半期までの決算報告が今回公開されたもので、通期の決算は2023年6月に発表される予定です。

主な事業

フォーライフ株式会社は、神奈川県を中心に分譲住宅の企画・開発・販売を手掛ける住宅メーカーです。注文住宅事業やリノベーション事業などにも取り組んでいます。自社設計・自社施工管理体制によるコストコントロールと、地域密着営業で顧客ニーズに応えるのが特徴です。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の業績は、売上高が前年同期比2.6%増の102.0億円、営業利益が59.0%減の1.3億円と増収減益となりました。分譲住宅事業の収益性が低下した一方、注文住宅事業の収益改善が進んでいます。

売上・利益の推移

2023年3月期第3四半期は、分譲住宅事業の収益性が低下した影響で、前年同期比で売上高が増加したものの営業利益が大幅に減少しています。一方で注文住宅事業は増収増益を確保しており、事業ポートフォリオの適正化が進んでいます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期会計期間末の総資産は76.4億円となり、前事業年度末から8.3億円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少と棚卸資産の減少によるものです。

資産の部

流動資産は69.4億円と前事業年度末から10.3億円減少しました。これは主に現金及び預金の減少6.9億円、棚卸資産の減少4.0億円によるものです。固定資産は6.9億円と前事業年度末から2.0億円増加しました。

負債の部

流動負債は40.2億円と前事業年度末から6.9億円減少しました。これは主に短期借入金の減少5.6億円、買掛金の減少1.3億円によるものです。固定負債は2.4億円と前事業年度末から1.6億円減少しました。

純資産の部

純資産は33.8億円と前事業年度末から0.2億円増加しました。自己資本比率は44.3%と改善しています。

ROAとROE

ROAは前年同期から低下傾向にありますが、ROEは前年同期の12.5%から8.0%に減少しています。これは主に、分譲住宅事業の収益性低下により経常利益が大幅に減少したことによる影響です。収益力の改善が課題となっています。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっていることから、キャッシュポジションが悪化しています。事業活動に必要なキャッシュの確保が今後の課題といえます。

配当の支払額

2023年3月期の1株当たり配当金は17.5円を予定しており、前期比2.5円の減配となります。配当性向は29.7%と高水準を維持しています。

今後の展望

住宅需要は緩やかな回復基調にあるものの、土地価格の上昇や建築資材の高騰などのコスト増加が収益を圧迫する見通しです。一方で、注文住宅事業の収益改善や経費削減などにより、収益性の向上に取り組んでいきます。

編集部のまとめ

フォーライフ株式会社は、建築コストの高騰により収益性が低下したものの、注文住宅事業の収益改善などに取り組み、収益基盤の強化を図っています。保有する土地資産を有効活用し、適正な価格での分譲と工事管理の最適化で、収益力の回復を目指す必要があるといえます。株主還元については、高水準の配当性向を維持しつつ、内部留保の確保にも注力していく方針です。

フォーライフ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

フォーライフ株式会社は3月31日が決算期末で、6月と12月に決算発表を行っています。2023年3月期の1株当たり年間配当金は17.5円と、前期比2.5円の減配となりましたが、高水準の配当性向を維持しています。今後は建築コストの上昇抑制と収益性の向上に取り組む方針です。

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