ロードスターキャピタル株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました。売上高は8,168百万円と前年同期比94.8%増と大幅な増加を記録し、経常利益は2,476百万円と182.6%増と好調な結果となりました。コーポレートファンディング事業における不動産投資事業の売上が好調に推移したことが主な要因です。
企業情報
企業名: ロードスターキャピタル株式会社
証券コード: E32779
決算期: 12月期
ロードスターキャピタル株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ロードスターキャピタル株式会社の決算日は12月31日で、2024年4月30日に2024年第1四半期の決算報告書を発表しました。
主な事業
ロードスターキャピタル株式会社は、不動産に関する総合サービスを提供する企業です。コーポレートファンディング事業では不動産の取得・保有・売却、アセットマネジメント事業では不動産ファンドの運用、クラウドファンディング事業では個人投資家向けの不動産投資商品の組成などを手掛けています。不動産市場の変化に合わせてさまざまな事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は売上高8,168百万円、経常利益2,476百万円と大幅な増収増益を達成しました。特にコーポレートファンディング事業の不動産投資売上が6,860百万円と103.9%増加したことが大きな要因です。事業全体の粗利益率は37.0%と高水準を維持しており、効率的な事業運営が続いています。
売上・利益の推移
ロードスターキャピタル株式会社は、2023年第1四半期の売上高が4,193百万円だったのに対し、2024年第1四半期は8,168百万円と大幅に増加しました。経常利益も前年同期の876百万円から2,476百万円と大きく伸びています。不動産投資市場の回復に伴い、同社の業績も順調に拡大してきています。
四半期連結貸借対照表について
ロードスターキャピタル株式会社の2024年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は82,745百万円と前期末から大幅に増加しています。これは主に販売用不動産が62,017百万円と大きく積み上がったことによるものです。一方、負債合計は62,683百万円で、そのうち長期借入金が43,472百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が9,840百万円、営業貸付金が9,850百万円、販売用不動産が62,017百万円となっています。不動産投資関連資産が大半を占めていることが特徴です。
負債の部
負債の部では、短期借入金が1,084百万円、長期借入金が43,472百万円となっており、不動産取得資金を中心に調達していることがわかります。また、匿名組合出資預り金が10,071百万円あるのも特徴的です。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1,402百万円、利益剰余金が19,599百万円となっています。自己資本比率は23.8%と一定の財務基盤を維持しています。
ROAとROE
ロードスターキャピタル株式会社のROAは前期末の2.8%から今期第1四半期で3.0%と若干改善しています。一方、ROEは前期末の25.1%から今期第1四半期で24.8%とほぼ横ばいで推移しています。資産効率の向上とともに、自己資本の有効活用にも注力していることがうかがえます。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていないため、詳細な情報は開示されていません。ただし、事業活動によるキャッシュ・フローは概して安定した水準を維持していると考えられます。今後の不動産取得や事業展開に伴う投資キャッシュ・フローの状況にも注目が集まるでしょう。
配当の支払額
ロードスターキャピタル株式会社は、2024年3月に1株当たり52.5円の期末配当を実施しました。前期の1株当たり50.0円から増配となっており、配当性向は54.5%となっています。株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。
今後の展望
ロードスターキャピタル株式会社は、引き続き不動産関連事業を中心に業績拡大を目指していく方針です。オフィスビルやホテル物件の取得に加え、アセットマネジメント事業やクラウドファンディング事業の強化にも注力していく計画です。不動産市場の動向を注視しつつ、新しい収益機会の創出にも努めることで、さらなる成長が期待できそうです。
編集部のまとめ
ロードスターキャピタル株式会社は、2024年第1四半期に大幅な増収増益を達成しました。不動産投資事業の好調な業績が牽引役となっています。今後はアセットマネジメントやクラウドファンディングなど、収益基盤の多様化にも取り組んでいくと見られます。株主還元にも積極的で、今後の業績拡大に期待が高まっています。
ロードスターキャピタル株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ロードスターキャピタル株式会社の決算日は12月31日で、2024年4月30日に2024年第1四半期の決算報告書を発表しました。また、配当は1株当たり52.5円の期末配当を実施し、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後の事業展開にも期待が高まる決算内容でした。