こんにちは。株式会社フェイスネットワークの最新四半期決算をご紹介します。不動産投資支援事業と不動産マネジメント事業を手掛ける同社は、今期の業績で一時的な損失を計上しましたが、引き続き高い収益性を維持しています。
企業情報
企業名: 株式会社フェイスネットワーク
証券コード: 34890
決算期: 2023年3月期
株式会社フェイスネットワークの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社フェイスネットワークの決算期は3月期です。今回の四半期報告は、2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績となります。
主な事業
株式会社フェイスネットワークは、不動産投資支援事業と不動産マネジメント事業を手掛けています。不動産投資支援事業では、中古マンションの一棟購入や建築請負の提案を行っています。また不動産マネジメント事業では、保有する不動産の管理を行っており、安定した収益を確保しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は7,009百万円、営業損失は648百万円となりました。不動産投資支援事業の売上が減少したことから、一時的に損失を計上する結果となりました。しかし、安定的な収益を生み出す不動産マネジメント事業の売上は順調に推移しており、通期では大きな利益を確保できると見込まれています。
売上・利益の推移
当社の売上高は前年同期比で減少しましたが、不動産マネジメント事業の収益が堅調に推移したことから、利益率は高い水準を維持しています。通期では、大型不動産売却などにより大幅な増益が期待されています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は30,298百万円、負債は24,427百万円、純資産は5,870百万円となりました。現金及び預金は2,514百万円、有利子負債は20,489百万円となっています。
資産の部
資産の大部分を占めるのは、仕掛販売用不動産の16,691百万円と販売用不動産の3,364百万円です。完成工事未収入金も2,419百万円あり、不動産関連の資産が大きな割合を占めています。
負債の部
負債の大部分は借入金の20,489百万円です。不動産事業に必要な資金調達を行っています。その他、工事未払金が1,769百万円、前受金が647百万円となっています。
純資産の部
純資産は5,870百万円で、自己資本比率は19.4%となっています。今後の事業展開に向けた財務体質の強化を図っていく方針です。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は一時的に低下しましたが、ROE(自己資本当期純利益率)については、依然として高い水準を維持しています。今後は、有利子負債の適切な管理と不動産販売の収益性向上により、両指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・アウトフローが大きく、投資活動及び財務活動による資金調達もありました。しかし、期末の現金及び預金は2,514百万円と、十分な流動性を確保しています。
配当の支払額
当第3四半期において、1株当たり84円の配当を実施しました。今後も、株主への利益還元を重視し、安定的な配当を目指していく方針です。
今後の展望
今後の事業環境は不透明ですが、当社は不動産投資支援事業と不動産マネジメント事業を軸に、収益性と財務基盤の強化に取り組んでいきます。特に、子会社化した株式会社岩本組とのシナジー創出により、さらなる成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社フェイスネットワークは、不動産投資支援事業と不動産マネジメント事業を柱とする不動産企業です。当第3四半期は一時的な損失計上となりましたが、引き続き高い収益性を維持しており、今後の業績回復が期待されます。同社は、子会社化した岩本組とのシナジーを活かし、さらなる成長を目指していきます。
株式会社フェイスネットワークの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フェイスネットワークの決算期は3月期で、今回の四半期報告は2023年4月1日から12月31日までの第3四半期の業績となります。当第3四半期では、1株当たり84円の配当を実施しており、今後も安定的な配当を続けていく方針です。