株式会社マリオンの第38期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

不動産
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社マリオンの決算報告を見てみましょう。不動産賃貸事業に強みを持つ同社は、堅調な賃貸需要と保有物件のポートフォリオ管理で、着実な業績を残しています。レジデンシャルを中心とした事業領域での収益基盤の安定化が図れてきているようです。今後の賃貸マーケットの動向を見極めつつ、収益性の高い物件の売却などを組み合わせて、企業価値の向上につなげていきたいですね。

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企業情報

企業名: 株式会社マリオン
証券コード: E34271
決算期: 第38期第2四半期(2023年10月1日~2024年3月31日)

株式会社マリオンの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社マリオンの決算日は9月30日です。第2四半期の決算は2024年5月14日に行われました。

主な事業

株式会社マリオンは、不動産賃貸事業を中核としています。東京を中心に、単身者向けの賃貸住宅の企画・開発・管理を手掛け、安定した収益を確保しています。また、不動産証券化事業不動産売買も展開し、多角的な事業展開を行っています。不動産関連サービスの専門性を活かし、顧客のニーズに応える総合不動産企業として事業を推進しています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期の業績は、売上高が1,077百万円、営業利益が237百万円、経常利益が148百万円、四半期純利益が101百万円となりました。前年同期比では、売上高は47.5%減、営業利益は22.3%減、経常利益は14.1%減、四半期純利益は15.0%減となっています。不動産売買の売上高が減少した一方で、賃貸収入と証券化収入は堅調に推移したことから、全体としては減収ながら利益率は一定水準を維持できています。

売上・利益の推移

株式会社マリオンの直近5期の売上高と利益の推移をみると、売上高は2,808百万円から1,077百万円と減少傾向にあります。一方、経常利益は172百万円から148百万円と、ほぼ横ばいで推移しています。これは、賃貸収入と証券化収入が安定的に確保できていることが要因と考えられます。また、不動産売買の機会を捉えて利益確定を行っていることも寄与しています。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

当第2四半期末の総資産は18,475百万円となり、前事業年度末に比べて265百万円減少しています。流動資産は2,322百万円で、主な内訳は現金・預金や販売用不動産です。固定資産は16,152百万円で、建物や土地などの保有不動産が中心となっています。

負債の部

負債合計は14,393百万円で、前事業年度末比で344百万円減少しました。流動負債は1,323百万円、固定負債は13,070百万円です。主な負債は、不動産取得のための長期借入金匿名組合預り金となっています。

純資産の部

純資産は4,082百万円で、前事業年度末比で78百万円増加しました。主な変動は、株主配当金の支払いがあった一方で、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによります。この結果、自己資本比率は22.0%となっています。

ROAとROE

株式会社マリオンのROA(総資産利益率)は前年同期の3.4%から当期2.5%に低下しています。これは、総資産が微増する一方で、経常利益が減少したためです。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の5.5%から当期5.0%に微減しています。自己資本の増加と、経常利益の減少が影響しています。今後は、更なる収益力の向上とともに、自己資本の効率的活用が課題といえるでしょう。

キャッシュフロー

当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動により518百万円の資金を獲得しました。これは主に、棚卸資産の売却などによるものです。一方、投資活動により35百万円財務活動により340百万円の資金を支出しました。この結果、現金及び現金同等物は1,613百万円となり、前事業年度末比で142百万円の増加となりました。今後の事業展開に向けて、適切な資金調達と運用が重要になってきます。

配当の支払額

株式会社マリオンは、第2四半期において1株当たり14円の配当を実施しました。前年同期の10円から増額となっています。今後も、株主の皆様への利益還元を重視しつつ、財務体質の強化にも取り組んでいく方針です。

今後の展望

株式会社マリオンは、引き続き不動産賃貸事業を中心に、不動産証券化事業不動産売買によるストック型と流動型の収益基盤を構築していきます。賃貸需要の底堅さを背景に、保有物件の入居率維持と資産の入れ替えによる収益の確保を目指します。また、金融環境の変化にも柔軟に対応しながら、財務体質の強化にも取り組んでいく予定です。

編集部のまとめ

株式会社マリオンは、不動産賃貸事業を中核とし、安定的な収益基盤を築いています。当期は不動産売買の売上が減少した一方、賃貸と証券化の収益が下支えとなり、利益面でも一定水準を維持できています。今後は、賃貸物件の入居率向上と物件の入れ替えによる収益の確保に加え、財務体質の強化にも取り組んでいく方針のようです。不動産市況の変化に柔軟に対応しながら、企業価値の向上につなげていってほしいですね。

株式会社マリオンの決算日や配当についてまとめました。

株式会社マリオンの決算日は9月30日、第2四半期決算は2024年5月14日に発表されました。当期の1株当たり配当は14円と前年同期の10円から増額されています。今後も株主還元と財務基盤の強化を両立させていく方針のようです。不動産賃貸事業のさらなる収益力向上に期待が高まります。

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