アツギ株式会社の第98期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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アツギ株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。増収減益となった同社ですが、特別利益の計上により最終的に大幅な増益となりました。アパレル業界の中で安定的な業績を維持し続けている同社の今後に注目が集まっています。

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企業情報

企業名: アツギ株式会社
証券コード: 35290
決算期: 3月期

アツギ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

アツギ株式会社の決算日は3月31日です。そのため、第3四半期決算は2023年12月31日時点での決算数値となります。また、通期の決算日は3月31日で、4月から3月が同社の会計年度となっています。

主な事業

アツギ株式会社は、レッグウェア(stockings、tights等)、インナーウェア(肌着等)の製造・販売を主な事業としています。そのほか、不動産事業や太陽光発電事業等の収益事業も展開しています。国内市場を中心に事業を行っていますが、一部海外(中国、香港等)でも活動しています。

今期の業績と利益率は?

第3四半期の売上高は15,794百万円と前年同期比で6.4%増加しました。一方で、営業損益は342百万円の損失となっていますが、前年同期の1,612百万円の損失から改善しています。特別利益の計上により、最終的には1,231百万円の純利益を計上しています。

売上・利益の推移

アツギ株式会社は近年、売上高は20,000~21,000百万円前後で推移しています。ただし、2022年3月期は新型コロナの影響で20,503百万円と減収となりました。一方で利益面では、2022年3月期は1,215百万円の当期純損失を計上しましたが、今期第3四半期では大幅な増益を実現しています。

四半期連結貸借対照表について

アツギ株式会社の2023年12月末時点の連結貸借対照表を見ると、総資産が41,003百万円となっています。前期末から314百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が4,128百万円商品及び製品が5,461百万円となっています。前期末と比べ、現金預金は減少したものの、棚卸資産が増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が1,669百万円長期借入金が556百万円となっています。前期末から負債総額が1,397百万円減少しており、財務体質の改善が進んでいます。

純資産の部

純資産の部では、32,643百万円と前期末から1,711百万円増加しています。これは主に、当四半期の親会社株主に帰属する四半期純利益1,231百万円の計上によるものです。

ROAとROE

アツギ株式会社のROA(総資産経常利益率)は第3四半期時点で-0.1%となっています。一方、ROE(自己資本利益率)は4.7%と改善傾向にあります。今後は、収益性の向上により、これらの指標の改善が期待されます。

キャッシュフロー

第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは326百万円の支出となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは1,679百万円の収入となっています。これは主に、固定資産の売却による収入があったためです。財務活動によるキャッシュ・フローは427百万円の支出となっています。

配当の支払額

アツギ株式会社は当期(2023年3月期)末までは無配でしたが、2024年3月期より年間配当1株当たり5円の配当を実施する予定です。今後も着実な業績向上に伴い、配当の増額が期待されます。

今後の展望

アツギ株式会社は2023年5月に中期経営計画『ATSUGI VISION 2024』を改訂しました。この計画では、ブランド力強化や企業風土改革、新しいビジネスモデルの実現などに取り組んでいくとしています。引き続き、収益力の向上と経営の効率化に注力し、持続的な成長を目指していくものと期待されます。

編集部のまとめ

アツギ株式会社は、主力の繊維事業を中心に安定した業績を残し続けている企業です。今期第3四半期は増収減益となりましたが、特別利益の計上により最終的には大幅な増益となりました。今後は、中期経営計画に基づいたブランド力強化や新しいビジネスモデルの構築などに取り組み、さらなる業績向上が期待されます。

アツギ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

アツギ株式会社の決算日は3月31日で、会計年度は4月から3月までとなっています。また、同社は2024年3月期より年間配当1株当たり5円の配当を実施する予定です。今後は、着実な業績向上に伴い、配当の増額も期待されます。

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