株式会社コメダホールディングスの2023年2月期第3四半期決算報告が公開されました。コメダ珈琲店を展開する企業の業績は好調で、売上、利益ともに前年同期を大幅に上回る結果となりました。
企業情報
企業名: 株式会社コメダホールディングス
証券コード: 35430
決算期: 2月末
株式会社コメダホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社コメダホールディングスは2月末決算を行っており、第3四半期には2023年11月30日時点の業績を報告しています。
主な事業
株式会社コメダホールディングスは、コメダ珈琲店を中心としたFC(フランチャイズ)チェーン展開が主な事業です。FC加盟店に対して出店物件の選定、店舗運営指導、食材の供給、店舗建物の設計施工などを行っています。また、モデル店舗としての直営店も出店しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は売上収益32,120百万円と前年同期比16.6%増、営業利益6,619百万円と13.9%増、税引前四半期利益6,599百万円と13.1%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益4,492百万円と13.6%増となりました。利益率も高水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近3年の売上収益は堅調に推移しており、2020年2月期は37,836百万円、2021年2月期は27,549百万円(新型コロナウイルス感染症の影響があった)、2022年2月期は37,836百万円と回復基調にあります。利益面でも2020年2月期は8,024百万円、2021年2月期は5,812百万円、2022年2月期は8,001百万円と推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の貸借対照表では、資産合計98,936百万円、負債合計57,321百万円、純資産合計41,615百万円となっています。
資産の部
流動資産は16,106百万円で、前連結会計年度末比378百万円減少しました。一方、非流動資産は82,830百万円で731百万円減少しています。
負債の部
流動負債は12,281百万円と153百万円増加、非流動負債は45,040百万円と2,258百万円減少しています。
純資産の部
純資産は41,615百万円と996百万円増加しました。これは主に四半期利益4,494百万円の計上、剰余金の配当2,391百万円、自己株式1,000百万円の取得によるものです。
ROAとROE
当社のROA(総資産利益率)は第3四半期時点で4.5%と前期の4.5%から横ばいとなっています。ROE(自己資本利益率)は第3四半期時点で10.8%と前期の13.4%から低下しましたが、依然として高い水準を保っています。これは、利益が増加したものの、自己資本が増加したことで ROE が低下したためです。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー7,691百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フロー733百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー7,757百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は5,889百万円でした。
配当の支払額
当社は、2023年4月17日と2023年10月11日の取締役会決議に基づき、1株当たり26円の配当を実施しました。第3四半期累計期間の配当総額は2,391百万円となっています。
今後の展望
当社は、2026年2月期を最終年度とする中期経営計画「VALUES 2025」において、2026年2月末までの目標店舗数1,200店舗、基本的1株当たり利益(EPS)の年平均成長率13%以上、ROICを11.5%以上、自己資本比率を40%以上、株主還元として総還元性向を中期経営計画期間累計で50%以上とする目標を掲げています。今後も着実な成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社コメダホールディングスは、コメダ珈琲店を中心としたFC展開で着実に業績を拡大している企業です。今期の業績も好調で、売上、利益ともに前年同期を大幅に上回りました。中期的にもさらなる成長が期待できそうです。今後の動向に注目です。
株式会社コメダホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社コメダホールディングスは2月末決算を行っており、第3四半期決算では2023年11月30日時点の業績を報告しました。配当は年2回、1株当たり26円が支払われています。業績好調を示す中、今後の成長に期待がかかっています。