株式会社バロックジャパンリミテッドの2023年3月期第3四半期決算が発表されましたね。衣料品等の企画販売を主な事業としているこの企業は、国内事業の売上や利益が前年同期を上回る好調な決算となりました。
企業情報
企業名: 株式会社バロックジャパンリミテッド
証券コード: 35480
決算期: 2月末日
株式会社バロックジャパンリミテッドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社バロックジャパンリミテッドは2月末日を決算期としている企業です。四半期決算では、3月1日から5月31日、6月1日から8月31日、9月1日から11月30日の期間を第1・第2・第3四半期と位置づけています。
主な事業
株式会社バロックジャパンリミテッドは、衣料品等の企画販売を主な事業としています。国内外でブランド展開を行っており、主力ブランドの広告宣伝強化などにも注力しています。また、中国との合弁事業や米国事業なども展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年3月期第3四半期の業績は、売上高が442億36百万円と前年同期比2.9%増と好調でした。利益面でも、経常利益が19億89百万円と前年同期比60.1%と大幅な増益となりました。国内事業の売上増加や適正価額販売への取り組みが奏功した結果です。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高推移をみると、2023年3月期第3四半期が442億36百万円と堅調に推移しています。利益面でも、経常利益は2023年3月期第3四半期に19億89百万円と大幅に伸びており、業績は順調に推移しているといえます。
四半期連結貸借対照表について
2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表をみると、資産が400億22百万円、負債が173億51百万円、純資産が226億70百万円となっています。前期末と比べ、資産は27億76百万円増加、負債は21億92百万円増加、純資産は5億84百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が110億4百万円、売掛金が119億9百万円、商品が119億9百万円となっています。有形・無形固定資産も増加しており、全体として資産が伸びています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が41億55百万円、長期借入金が60億円となっています。全体として負債が増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が28億48百万円、為替換算調整勘定が12億58百万円となっています。全体として純資産が増加しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は4.7%、ROE(自己資本利益率)は5.2%となっています。前年同期と比べROAは0.8ポイント上昇、ROEは1.2ポイント上昇しており、収益性が改善されているといえます。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは23億19百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローは14億54百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは52億79百万円の支出となっています。全体としてキャッシュは減少しているものの、営業活動によるキャッシュは確保できている状況です。
配当の支払額
2023年3月期の配当金は1株当たり38円を予定しています。前期と同額の配当を実施する予定です。株主還元に積極的に取り組んでいる様子がうかがえます。
今後の展望
今後の展望としては、国内事業の売上拡大や収益性の向上、中国や米国事業の強化などに取り組むとしています。さらなる業績拡大に期待がかかっています。
編集部のまとめ
株式会社バロックジャパンリミテッドの2023年3月期第3四半期決算は、国内事業の好調な業績をはじめ、全体として安定した収益性を維持できている様子がうかがえました。今後も市場のニーズに合った製品展開や、海外事業の強化などに注力していくことが期待されます。
株式会社バロックジャパンリミテッドの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は2月末日で、四半期決算の第3四半期は9月1日から11月30日の期間となります。配当金は1株当たり38円を予定しており、前期と同額の配当を実施する見込みです。株主還元に積極的に取り組んでいることがうかがえます。