株式会社ほぼ日の2023年度第2四半期決算が発表されました。ほぼ日手帳の販売が好調だった結果、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益が前年同期比で全て増加しました。今後も同社のさまざまな取り組みに注目が集まりそうです。
企業情報
企業名: 株式会社ほぼ日
証券コード: 35600
決算期: 9月1日〜8月31日
株式会社ほぼ日の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ほぼ日の決算日は8月31日で、決算期は9月1日から翌年8月31日までの1年間です。四半期決算は2月、5月、8月、11月に発表されます。
主な事業
株式会社ほぼ日は、手帳、生活雑貨、文具、アパレル、家具などを製造・販売する企業です。主力商品の「ほぼ日手帳」は国内外で人気を集めており、同社の収益を支える中心的な存在です。また、LIVEコマースやウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」などのデジタルコンテンツ事業にも力を入れています。
今期の業績と利益率は？
今期(2023年9月1日〜2024年2月29日)の業績は、売上高5,030,419千円(前年同期比13.3%増)、営業利益1,080,171千円(同16.3%増)、経常利益1,078,590千円(同17.6%増)、四半期純利益746,427千円(同17.7%増)と、全ての利益指標が前年同期を上回りました。これにより、利益率も大幅に改善されています。
売上・利益の推移
株式会社ほぼ日は、主力の「ほぼ日手帳」の売上が国内外で好調に推移したことで、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の4つの指標で過去最高を更新しました。特に、海外売上高の構成比が54.4%と大きく伸びたことが業績向上の大きな要因となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ほぼ日の四半期貸借対照表を見ると、資産、負債、純資産のいずれも前期末から増加しています。
資産の部
流動資産が4,494,465千円と前期末比で134,141千円増加しています。これは主に現金及び預金の増加によるものです。一方、固定資産は1,545,359千円と前期末比で58,130千円増加しています。
負債の部
流動負債は932,630千円と前期末比で498,238千円減少しました。これは主に仕入債務の減少によるものです。固定負債は232,329千円と前期末比で15,945千円増加しています。
純資産の部
純資産は4,874,864千円と前期末比で674,564千円増加しました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
株式会社ほぼ日のROA(総資産利益率)は15.1%、ROE(自己資本利益率)は15.3%と、いずれも高水準を維持しています。これは、高い収益力と経営の効率性を示しており、投資家の注目を集めています。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,472,993千円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは152,594千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは105,239千円の支出となっています。この結果、現金及び現金同等物の残高は前期末比1,210,506千円増加の2,583,819千円となりました。
配当の支払額
株式会社ほぼ日は、株主への利益還元を重視しており、2023年11月26日の定時株主総会決議により1株当たり45円の配当を実施しています。今後も安定的な配当を行っていく方針です。
今後の展望
株式会社ほぼ日は、国内外での『ほぼ日手帳』の販売拡大に加え、新たな生活雑貨やアパレルなどの商品開発にも注力していく方針です。また、ウェブコンテンツの充実や体験型イベントの開催など、多角的な事業展開を図っていきます。これらの取り組みにより、今後も着実な業績拡大が期待されています。
編集部のまとめ
株式会社ほぼ日の2023年度第2四半期決算は、主力の「ほぼ日手帳」が国内外で好調に推移したことで、売上高、各利益指標ともに過去最高を更新しました。特に海外売上高の伸張が大きな要因となっています。また、財務面でも資産と純資産が大幅に増加するなど、健全な経営状況を維持しています。今後も、同社の多角的な事業展開に注目が集まりそうです。
株式会社ほぼ日の決算日や配当についてまとめました。
株式会社ほぼ日の決算日は8月31日で、年4回の四半期決算を行っています。また、同社は株主への利益還元を重視しており、2023年11月には1株当たり45円の期末配当を実施しました。今後も安定した配当を続けていく方針です。
