この株式会社力の源ホールディングスの決算報告では、同社の事業内容や直近の業績、貸借対照表の状況など、同社の経営状況を詳しく分析しています。
同社は、「一風堂」ブランドを中心とする外食事業を展開する企業で、国内外で積極的な出店を続けている人気のラーメンチェーンです。
企業情報
企業名: 株式会社力の源ホールディングス
証券コード: 35610
決算期: 3月期
株式会社力の源ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社の決算期は3月期で、2月14日に第3四半期決算の報告書を提出しています。
本レポートでは2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績を分析しています。
主な事業
株式会社力の源ホールディングスは、「一風堂」を中心とした外食事業を展開しています。
国内外で積極的な出店を続けており、2023年12月末時点で287店舗を展開している人気のラーメンチェーンです。
また、商品販売事業としてコンビニや小売店等への製品供給も行っており、海外への輸出にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
同社の当第3四半期連結累計期間の売上高は23,363百万円と前年同期に比べて24.0%の増収となりました。
営業利益は2,431百万円と前年同期比で55.7%の大幅な増益となっています。
増収増益に加え、利益率の改善も進んでおり、順調な業績推移となっています。
売上・利益の推移
同社は近年、国内外での積極出店により売上を伸ばし続けています。
2023年3月期第3四半期の売上高は18,834百万円でしたが、当第3四半期は23,363百万円と大幅に増加しています。
利益面では営業利益が前年同期比で55.7%増と大幅に改善しており、着実な成長が続いています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産が17,238百万円、負債が8,254百万円、純資産が8,984百万円となっています。
前期末と比べて資産が若干減少し、有利子負債が大幅に減少したことで、自己資本比率は52.1%まで上昇しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が前期末比で1,479百万円減少しましたが、有形固定資産が438百万円、投資有価証券が116百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、有利子負債が前期末比で2,393百万円減少しており、支払手形及び買掛金が159百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,757百万円増加し、自己資本比率は52.1%まで上昇しています。
ROAとROE
株式会社力の源ホールディングスは、ROA3.5%、ROE7.4%と高水準の収益性を維持しています。
積極的な出店や価格改定、DX投資などにより、着実に収益力を高めているものと見られます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは2,038百万円の黒字となっています。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは734百万円の支出超過となっており、店舗出店等の設備投資に積極的に取り組んでいることがわかります。
配当の支払額
株式会社力の源ホールディングスは、2023年5月と11月に年2回、1株当たり22円の配当を実施しています。
配当性向は約37%と、株主還元にも積極的に取り組んでいる企業といえます。
今後の展望
同社は、国内外での出店を続けるとともに、DX投資によるコスト効率化や商品ラインナップの拡充などにも取り組んでいます。
また、業務提携の強化にも注力しており、今後の事業拡大が期待できる企業です。
今後も安定した業績を維持し、株主還元の強化にも期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社力の源ホールディングスは、人気ラーメンチェーン「一風堂」を中心とした外食事業を展開する企業です。
直近の決算では、国内外での店舗展開の拡大や価格改定、DX投資などが奏功し、大幅な増収増益を達成しています。
財務体質の強化も進み、収益性が高い企業といえるでしょう。
今後も積極的な事業展開と株主還元の強化が期待されます。
株式会社力の源ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は3月期で、第3四半期決算の報告書を2月14日に提出しています。
また、年2回の配当を実施しており、1株当たり22円の水準を維持しています。
今後も着実な業績拡大と株主還元の強化が期待される企業といえるでしょう。