東海染工株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書が発表されました!東海染工は染色加工事業、子育て支援事業、倉庫事業など幅広い事業を展開する企業です。今回の決算では、コロナ禍の影響が徐々に回復傾向にあることが伺えます。営業利益は前年同期比38.5%増と順調な伸びを示しました。また、ROAとROEも改善傾向にあり、今後の業績に期待が持てそうですね。
企業情報
企業名: 東海染工株式会社
証券コード: 35770
決算期: 3月期
東海染工株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
東海染工株式会社の決算は3月31日が基準日となっており、通常の決算スケジュールとして4月に期末決算、11月に中間決算を発表しています。今回の第3四半期決算は2023年12月31日を基準に行われたものです。
主な事業
東海染工株式会社は、染色加工事業、縫製品販売事業、子育て支援事業、倉庫事業、機械販売事業、洗濯事業などを展開しています。その中でも染色加工事業が売上の大部分を占めており、国内外の繊維製品の染色加工を手掛けています。近年では子育て支援事業の拡大にも注力しているのが特徴です。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の売上高は9,890百万円と前年同期比0.3%増となりました。一方で、経常利益は48百万円と前年同期比67.6%減少しています。利益率の低下が懸念されますが、子育て支援事業など好調な事業もあり、今後の業績回復に期待できそうです。
売上・利益の推移
東海染工株式会社の過去3年の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は13,057百万円から9,890百万円へと減少傾向にあります。一方で、経常利益は189百万円から48百万円と大きく減少しています。コロナ禍の影響が続いているものの、子育て支援事業の伸長などにより、今後の業績回復に期待がかかっています。
四半期連結貸借対照表について
東海染工株式会社の資産は14,797百万円と前期末比6.2%増加しました。一方で負債は7,002百万円と5.7%増加しています。純資産は7,795百万円と6.5%増加しており、財務体質の改善が進んでいるようです。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金2,916百万円、投資有価証券2,419百万円などとなっています。投資有価証券の増加が資産全体の増加に大きく寄与しています。
負債の部
負債の主な内訳は、支払手形及び買掛金667百万円、短期借入金1,522百万円などです。有利子負債が増加していることが課題と言えます。
純資産の部
純資産の主な内訳は、資本金4,300百万円、利益剰余金1,280百万円、その他有価証券評価差額金880百万円などとなっています。自己資本比率は44.6%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
東海染工株式会社のROA(総資産経常利益率)は前年同期から0.5ポイント低下し1.0%となりました。一方でROE(自己資本当期純利益率)は前年同期から4.7ポイント低下し△0.4%となっています。これは主に経常利益が減少したことによるものです。今後の業績回復が課題となっています。
キャッシュフロー
東海染工株式会社の第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の記載がありませんでした。そのため、詳細な情報は開示されていません。営業活動、投資活動、財務活動のそれぞれのキャッシュ・フローの状況については、今後の決算情報に注目が必要です。
配当の支払額
東海染工株式会社は、1株当たり年間配当金20円を実施しています。第3四半期決算では1株当たり20円の中間配当を支払っています。今後も安定した配当を維持できると期待されます。
今後の展望
東海染工株式会社は、コロナ禍の影響から徐々に回復傾向にありますが、原材料価格やエネルギーコストの上昇など、経営環境は依然として厳しい状況が続いています。そのため、染色加工事業の収益力強化、子育て支援事業の拡大などに取り組み、収益基盤の安定化を目指していく方針です。今後の業績に大きな期待が寄せられています。
編集部のまとめ
東海染工株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高や経常利益が前年同期から減少しましたが、子育て支援事業の伸長などにより業績は好調に推移しています。財務面でも資産と純資産が増加し、健全な経営体質を維持しています。今後は原材料高や人件費の高騰などに対する収益力強化が課題とされますが、各事業の成長戦略に期待がかかっています。
東海染工株式会社の決算日や配当についてまとめました。
東海染工株式会社の決算日は3月31日で、11月に中間決算、4月に期末決算を発表しています。配当は年間1株当たり20円を実施しており、安定配当を維持しています。今後も業績の向上と安定配当の継続に注目していきましょう。